

【3月5日(水) ホークス6-0タイガース ヤフオクドーム】
貫録の投球だった。攝津正投手が今年初のヤフオクドームのマウンドで快投を見せました。立ち上がりこそ制球に不安を見せましたが、許した走者は四球の一人のみ。2死一塁から4番のマートン選手を三振に仕留めて乗り切ると、2回以降は奪三振ラッシュ。2回と3回にも2つずつ三振を奪い、計6奪三振をマークしました。さらに走者を全く許さずテンポの良い投球でアウトを積み重ね4回を投げてまだ49球。予定の球数は70球でしたが、後続の投手の登板予定もあったため、ここでお役御免となりました。
「順調にきていると思います。ストレートの走りとキレが出てくればいいですが、それはこれから上がってくれればいい。(捕手を務めた)鶴岡さんとも配球について話をして、お互いの意図を伝え合いました」
ホークスの絶対的エースとして今季も軸となる右腕。まず見据えるは「3.28」のマウンドでしょう。
そして、打線では中村晃選手が「初めて」というレフトへ流し打った本塁打を放ちました。ヤフオクドームに戻ってからバットから快音が聞かれませんでしたが、4試合目での待望の初安打が本塁打となりました。それでも中村選手は「僕はホームラン打者ではないので」と喜びは控えめ。「少しずつ、一歩ずつですが問題は解決している感じはあります。油断しないようにこれからもやっていきたい」と気を引き締めてしました。
2014年3月6日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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