
ヒーローインタビュー

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【3月29日(土) ホークス5-2マリーンズ ヤフオクドーム】
球界一つながりやすい打線が継続中だ。開幕から2戦連続でチーム2桁安打をマーク。リードを許した直後の6回裏には、先頭から5者連続安打を放つ見事な集中攻撃で鮮やかな逆転勝利を演出しました。会心の開幕2連勝です。
そして、期待の"ヒットメーカー"も快音を連発させました。昨年のパ・リーグ首位打者&最多安打の長谷川勇也選手。3安打3打点で逆転勝利のヒーローとなりました。2本目のヒットはこの試合の先制打。そして3安打目はあの6回裏。李大浩選手の同点タイムリー直後、なおも無死一、二塁のチャンスで右中間を深々と破る勝ち越し2点二塁打を放ちました。
「(二塁打は)低めの球だったけど、しっかりと下半身で粘れたのでボールの下にバットが入ることが出来ました。僕らしいヒットだったと思います」
いつも結果だけでは満足しない男が納得の表情で語った一打。今の状態の良さを表しています。そして何よりも気持ちの充実がそれを後押ししています。「前の2人(内川聖一選手、李大浩選手)が良く打つので、良い場面で回ってくる。僕も負けじと打とうと思って打席に立っています」と口元を緩めました。前日の開幕戦も2安打をマーク。特に初回、同点を呼び込む気迫のヘッドスライディングでタイムリー内野安打。ユニフォームの肩口付近が破れてしまうほど気持ちを前面に押し出したプレーは、チーム全体に大きな勇気を与えました。「あのユニフォーム、もう僕の手元にはないんです(苦笑)。ただ、あのように気持ちを前面に出していい形になったからこそ、今日に繋がったんだと思います」。開幕2戦で5安打。やはり期待してしまうのは、昨季惜しくも突破できなかった「200」のカベです。
「まだ195本も残っているのでまだまだ遠いですが、1試合1試合を大事に戦って、今年は『200』という数字をファンの皆さんにお見せしたいです」
そのためには一喜一憂せず、常に自分の打撃を続けることが大事と話すのが長谷川選手のスタイル。この日も、試合後にはいつものようにバットを片手に素振り室へ一人入っていきました。
2014年3月29日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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