


【7月21日(火) ホークス3‐0マリーンズ ヤフオクドーム】
<今日の熱男 内川聖一選手=6回に均衡破る先制タイムリー!>
終わってみれば千載一遇のチャンスだった。6回裏、先頭の本多雄一選手の二塁打から拡がった2アウト三塁の場面。ここで4番の内川聖一選手がセンター前へタイムリーヒットを放ち、1対0と初めて試合を動かしました。
「追い込まれていた中(2ボール2ストライク)でしたが、何とかできました。前半戦が良くなかっただけに後半戦は何とかしたいと思って試合に臨んだので、打てて良かったです」
前半戦を終えた時点で、全試合で4番を打ち打率.302、7本塁打、51打点。決して下を向く数字ではありませんが、内川選手の中では満足いくものではありませんでした。
その中で過ごした試合のない5日間。バッターにとっては長すぎると思える期間でしたが、内川選手は「調子の上がらなかった僕にとってはプラスになったと思います」。
「何かを考えたり、特別変えたりしたことはありません。休みですから精神的なリフレッシュをするようにしました」
シーズン中は1日の休みはあっても、連休はほとんどありません。「身体は休めることが出来ても心が休まることはありません。プロ野球選手なので当然なのですが、今年はキャプテンに就任して4番も打つシーズン。これまで以上に休みの重要性を感じました」。気持ちをきれいに入れ替えて臨んだ試合で貴重な決勝タイムリーを含む2安打1打点。「個人的な目標。数字は特にありません。とにかく全打席打ちたいし、全試合でヒーローインタビューを受けたいんです」。
内川選手のタイムリーで流れを掴んだホークスは、続く李大浩選手が20号2ランをバックスクリーンに運び試合の主導権をがっちり握りました。
先発の攝津正投手は真っ直ぐ主体の強気の投球で7回無失点。5月29日以来の白星となる今季5勝目をマークしました。8回の満塁のピンチではサファテ投手がマウンドに上がり3球三振で抑えると、9回もきっちり3人で締めくくる好リリーフを見せて21セーブ目を挙げました。
ホークス以外の上位チームが敗れたため、2位・ファイターズには5ゲーム差、3位・ライオンズには9ゲーム差をつけました。