
ヒーローインタビュー

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【7月24日(金) ホークス2-1バファローズ ヤフオクドーム】
<今日の熱男 バンデンハーク投手=7回9Kの力投で来日4連勝!>
猛打が自慢のホークスですが、この日は4安打のみ。こんな日は投手陣が踏ん張ります。そして、きっちり1点差で勝利。どんな時でも勝ち試合に持っていくホークスの強さ。これで「鷹の祭典」は今季5戦負けなし。さらに昨年からの「鷹祭」連勝を、ついに2桁の10に伸ばしました。
投手戦となった試合で持ち味を発揮したのが、先発したバンデンハーク投手でした。初回からエンジン全開でこの日最速の154キロのストレートで相手打者に押し勝つと、7回に降板するまで全く球威が落ちる気配がありませんでした。前回登板ではコントロールが乱れましたが、工藤公康監督が「前回の帯広はマウンドが柔らかく、着地する左足が安定しなかったから。今日は本拠地なのでよかった」と話すように、無四球の安定したピッチング。バンデンハーク投手自身は「どの球場でも自分はストライクを投げて、抑えることが仕事」と言い訳をしない姿勢を貫きました。「ただ、ヤフオクドームは投げやすいし大好き。それに今日は鷹の祭典。素晴らしい雰囲気で最高だった。スゴイのひと言に尽きるよね」と笑顔を浮かべました。
7回を投げて毎回の9奪三振をマークし1失点。これで来日初登板から4連勝です。ホークス球団外国人投手では2009年のジャマーノ投手、ファルケンボーグ投手以来4人目となります。この記録について訊ねられたバンデンハーク投手は少しきょとんとした表情を浮かべましたが、「ならば記録を作れるように頑張るよ」と白い歯をこぼしました。
ホークス打線は少ないチャンスながら、3回裏に下位打線からチャンスを作り得点に繋げました。この回の先頭だった7番・中村晃選手が四球を選び続く今宮健太選手がヒット。細川亨選手がきっちり送りバントを決めて、1番・福田秀平選手が左中間へ2点タイムリーヒットを放ちました。福田選手は7月1日のライオンズ戦以来となる久々のヒットが殊勲打となり、「1打席目に見逃し三振をしていたので、何とか挽回したかった」と喜びました。工藤監督も「コーチから調子が上がっていると聞いて、1番に起用しました。調子がピークの時よりも上がっている最中に使ってあげた方がいいと思った」と話しました。采配も見事に的中しての得点でした。
ホークスの貯金は今季最多をまた更新して「25」に。2位とのゲーム差は「6」のままです。
2015年7月25日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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