


【5月7日(土) ホークス3-2イーグルス ヤフオクドーム】
<今日の熱男=サファテ投手、激熱の5連投で今季10セーブ目>
うなる剛球。最後も155キロのストレートでねじ伏せた。
サファテ投手が5日連続のリリーフも、9回1点リードのマウンドを気迫の熱投で抑えきりました。5月2日の移動日を挟めば、7試合連続での登板でした。これで今季10セーブ目。パリーグ単独1位です。
前日までの4日連続登板でもホークスに来て初めて。工藤公康監督もこの日の起用をためらいましたが、サファテ投手本人からのGOサインがありました。
「朝起きて疲れてはいたが、痛みとか張りがひどいわけではなかった。だから行けると判断した。ただ、味方が15点くらい取ってくれないかと願っていたけどね(笑)」
そして、特別な日だったから、とサファテ投手。
この日は熊本地震の被災地児童らを招待。試合前には交流の時間も持ちました。
「スタンドで応援してくれているのも見えた。今日は別の力も貰った気がします。彼らの笑顔で自分も元気が出た。彼らは今、困難と戦っている。僕が弱音を吐けない」
この日最速は157キロをマーク。2人目で対戦した伊志嶺選手には10球粘られましたが、最後はクイックフォームでフォークを投げる頭脳プレーで三振を奪いました。「今までクイックのストレートは投げていたけど、フォークはあまり投げていなかったからね」。
チーム一丸となって戦うホークス。先発の千賀滉大投手は7回2失点で今季3勝目をマーク。決勝打は高田知季選手。「前日は自分の誕生日でお立ち台に呼んでもらったけど、今日は自分で打って立つことができました。そして今日は父の誕生日。いいプレゼントができました」と笑顔を浮かべました。
これで5連勝(引き分け挟む)。ここ20試合で16勝2敗2分。熱男たちの勢いは、まだまだ加速するばかりです。
工藤監督の熱男トーク
――サファテ投手が熊本の子どもたちを招待していた。
「頑張っているマウンドでの姿は、子どもたちの目に焼きついたと思います」
――高田選手が決勝打
「一塁側へセーフティスクイズを試みたけど、外角のツーシーム系の球が多くて難しいと思った。今日は感じが良かったし、前の打席でもヒットを打っていたので打たせてみた。基本どおりセンターへ打ってくれた」