


【5月10日(火) ホークス2-1マリーンズ ヤフオクドーム】
<今日の熱男=バンデンハーク投手 日本新記録のNPBデビュー14連勝!>
ついにプロ野球の歴史を塗り替えました。バンデンハーク投手が8回1失点の快投で、ついに昨年のNPBデビューから14連勝を達成(今季5勝0敗)。日本新記録を樹立しました。
さらに外国人投手の連勝記録でも歴代1位に立ちました。
「自分の名前が残るのは嬉しいこと。だけど、常に言っているように、自分1人で出来ることではないと思っています。チームメイトの助けがあってこそ。なので、これはチームの記録だと思っています。そのような素晴らしいチームの一員でいられることを誇りに思います」
試合中盤までは1人の走者も許さないパーフェクトピッチング。この日「特に良かった」というストレートは常時150キロ台をマークし、大きく縦に割れるカーブのコントロールも抜群。“大記録”の予感すら漂わせる迫力満点の内容でした。
打線は6回に強力援護。ヒットを放った今宮健太選手を一塁に置いて、続く柳田悠岐選手が左翼ポール直撃の2ラン本塁打で試合の均衡を破りました。「切れるかなと思ったけど、入った」。試合のなかった月曜日をまたいで2試合連続の第4号といよいよエンジンがかかってきた様子ですが、柳田選手はいつものように「たまたまです、ほんまに」と笑うだけ。それでも打球に角度がついてきており、今後の量産体制に期待を持たせるここ最近の打撃内容です。
また、9回はサファテ投手が締めて11セーブ目をマーク。ホークスは引き分けを挟み7連勝。工藤公康監督は会見終わりに「ナイスゲーム! また明日も(カード)勝ち越しを目指して頑張りましょう」といつものように声を上げて、監督室へ歩を進めていました。
工藤監督の熱男トーク
――バンデンハーク投手が快投した。
「無駄のないピッチングだった。最初から気持ち、気合も入っていた。相手が付け入る隙のない投球だった」
――14連勝を達成。
「僕は(14連勝を)したことがないので、(どんな感覚か)分かりません(笑)。ただ、調子が悪いときもあると思うが、それでも勝っていくのは、日々の過ごし方やトレーニングが行き届いているからこそだと思います。彼の野球に懸ける情熱の高さの表れ。若い人たちにも真似してほしい。僕自身は真似できませんでしたが(笑)」