


【7月20日(水) ホークス2―1バファローズ 北九州】
<今日の熱男=松田宣浩選手 7回決勝タイムリー二塁打> いつもの「ワン、ツー、スリー、マーッチ!」とこぶしを突き上げると、続けざまに雄叫びを上げました。
「北九州、サイコー!」
7月20日(水)の「鷹の祭典2016in北九州」は、バファローズを相手にタフな試合展開となりましたが、1対1で迎えた7回裏に松田宣浩選手が決勝タイムリー二塁打を放って、接戦を制しました。この回は内川聖一選手がフォアボールで出塁し、5番の長谷川勇也選手が自身4年ぶりとなる送りバントを決めてチャンスを広げました。
「つないでくれたチャンス。いつも以上に集中して、自分も何とかつなぐ気持ちでした」
そして、北九州の熱い応援にも乗せられて打球がひと押しされた、と松田選手。貴重な勝ち越し打にダグアウトも、超満員の21,290人(北九州市民球場主催の史上最多・実数発表以降)のスタンドも総立ちで大盛り上がりでした。
また、この流れを作ったのは森福允彦投手の快投でした。V打直前の7回表、2アウト二塁の場面でマウンドを任されると、難敵糸井選手をわずか1球でピッチャーゴロに仕留めて、ホークスに勢いを持ってきました。
「とにかく甘くならないように気を付けました」
勝ち越した後の8回も先頭の4番・T – 岡田選手を打ち取って、ここでお役御免。このまま勝利したため、森福投手に2年ぶりに白星が舞い込みました。
「勝ったのも、お立ち台に立ったのも2年ぶり。そしてずっと負けていた北九州で勝てたのは嬉しかったです」
お立ち台からはチャンピオンブルーに染まったスタンドを眺めて「最高です!」を声を張り上げました。
また、初回には柳田悠岐選手が自身29試合ぶりとなる11号ソロを放ちました。先制の一発も、チーム全体を勇気づける価値あるひと振りでした。
北九州市民球場での勝利は2011年4月20日以来(イーグルス戦、10-3。移籍初年度だった内川選手が初本塁打)。そして「鷹の祭典2016」での待望の初勝利も手にしました。
工藤監督の熱男トーク
――中軸で得点を奪った。
「柳田くんのホームランはみんなの気持ちをラクにしてくれた。2点目もつないで、長谷川くんのところは本来打たせてもいいが、きっちりバントを決めてくれた。もしノーサインでもセーフティバントをするつもりだったみたい。最後はきっちりマッチが打ってくれた。みんな、つなぐ気持ちがあったのが何よりうれしかった」
――森福投手も好投。
「さすが、というところを見せてくれた。ああいうところで投げてきた投手。きっちり仕事をしてくれました」