2016/07/22 (金)
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ホークス選手会、工藤監督が熊本被災地を訪問

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7月21日(木)、ホークス選手会による熊本地震の被災地訪問が行われました。長谷川勇也選手会長をはじめ、五十嵐亮太投手、内川聖一選手、吉村裕基選手、森福允彦投手、福田秀平選手、岡本健投手、拓也選手、牧原大成選手の計9選手が、震源に近い熊本県の益城町を訪れました。

まずは避難所にもなっている益城町総合体育館に出向き、同所で避難生活をしている約400名の方々にホークスグッズのタオルなどをプレゼントしたり、サインや写真撮影に応じたりするなどしてふれあいを持ちました。

続いて、同町立広安小学校を訪れて、広西少年野球クラブ(広安小と広安西小の合同クラブ)と益城中央少年野球クラブの合同練習にサプライズ参加しました。子どもたちは突然のホークスナインの訪問にびっくりして、大歓声を上げて迎え入れてくれました。

ノックで体を動かした後は、ティーボール形式でのゲームを行いました。内川選手がピッチャー役を務めておよそ40名全員を相手に“完投”する奮闘ぶり。ホークスの選手たちは、子どもたちと一緒に走り、声を出し、笑った、思い出に残る時間を過ごしました。

長谷川選手は「来てよかったです。益城町の現状を知ることができたし、最初は皆さんが僕らを受け入れてくれるのか不安だったけど、避難している人たちの喜んでくれた顔を見られた。子どもたちもすごく元気で、みんなにはもっと野球を大好きになってもらってもっと上手くなってほしいと思いました」と話しました。最初、福岡から乗ってきたマイクロバスの車窓から益城町を見たナインはみんな言葉を失ったといいます。「テレビで見るのと全然違う」「まだこんなに…」という声が漏れました。

熊本県内では7月21日現在も73か所、3,920人が避難生活を送っています。倒壊した建物はまだ瓦礫の山のままでした。

内川選手も「テレビ報道や新聞などで知っていたことも、実際に自分の目で見ると感じ方も違いました。被災した方々や子どもたちと言葉を交わし、前向きに復興に向かっている思いを感じることもできました」と話しました。子どもたちとの野球では、特に大きな声を出して元気いっぱいだった内川選手。「僕らのほうが気を遣ってしまうと子どもたちも本来の元気が出ないから」と、内川選手らしい思いもこもっていました。

また、工藤公康監督も熊本を訪れました。まずは県庁で蒲島郁夫県知事と面談して、個人として義援金100万円を寄付しました。その後ナインと合流し、避難所とグラウンドにも足を運びました。「本当に復興にはまだまだ長い時間がかかります。風化しないように僕らは声を上げたり行動をしたりしないといけない。また、その中でも『ホークスの頑張りが楽しみ』『勝ってね』『優勝してね』とたくさんの言葉をかけていただきました」と工藤監督をはじめ、選手たちも同様の言葉をたくさん頂き、3年連続リーグ優勝と日本一V3への思いをさらに強くしていました。

ホークスでは「ファイト!九州」のスローガンのもと、『熊本・大分 地震災害復興支援プロジェクト』において、継続的な募金活動をはじめ、今後も被災地訪問や被災者観戦招待など様々なプログラムを推し進めていきます。

2016年7月22日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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