


【9月7日(水) ホークス2-1バファローズ ヤフオクドーム】
<今日の熱男=中田賢一投手 8回途中1失点8Kの力投で5勝目>
悪い流れを断ち切る快投を見せたのが先発の中田賢一投手。8回途中まで92球で投げきるテンポのいい投球で4安打1失点に抑え、8つの三振を奪う素晴らしい内容でした。
2連敗中は初回の失点が響いていましたが、その立ち上がりを打者3人で仕留めて流れを引き寄せました。
「ボク自身はそれほど意識をしていませんでしたが、相手の1番打者は糸井さん。強打者ですから、何とかまず1アウトをとると思いながら投げていました」
直球2球で追い込んで、3球目の144キロでショートフライに打ち取りました。「しっかり押し込めていたのが確認できました」。また、この日はフォークの精度も高く、カウント球にも勝負球にも有効で、これが8奪三振の好投にもつながりました。
今季5勝目をマーク。8月24日のイーグルス戦(7回無失点)に続く自身2連勝です。
「もう任されるゲームも少ない。また次回もいい投球が出来るようにしたい。この時期で、これだけ差がない分、みんなプレッシャーはかかっています。でも、ボクは縮こまらずに自分の持ってる球をどんどん投げ込んでいきたい。ビビりながら投げてもいい結果は出ない。力み過ぎず、でも気持ちは熱くもって」
打線のヒーローもベテランの鶴岡慎也選手。2回に先制打を放ち、その後の好走塁で2点目も演出しました。「何とか自分で走者をかえそうと思って打席に入っていた。走塁はコーチからいつも言われているので、その通りに出来てよかったです」と笑顔を浮かべました。
そして、お立ち台には上がりませんでしたが、抑えのサファテ投手が今季40セーブ目をマークしました。パ・リーグダントツ1位はもちろん、昨年自身が記録したパ・リーグ記録にもあと1つに迫りました。
工藤監督の熱男トーク
――中田投手が好投。
「初回をしっかり3者凡退で立ち上がってくれたのがよかった。それで彼自身がノッてくれたと思う。ストレートも変化球もストライクをとれていたし、フォークには打者のバットが止まっていなかった。状態がいいなと思いながら見ていました」
――サファテ投手が40セーブ目
「スゴイとしか言いようがない。さすがです。今日も冷静に投げてくれた。たとえ何があったとしても、彼がウチの守護神であることに変わりはない。自信をもって投げてほしいし、たとえ打たれたとしても、チームはみんな『サファテで負けたら仕方ない』と思っている。それくらいの気持ちでいる」