球春到来!
2月1日はプロ野球界のお正月ということで、あけましておめでとうございます。
今春もスプリングトレーニングin筑後の様子を発信して参ります。A組、B組がキャンプを行う宮崎に熱視線を送りながら、目の前の課題、身体作りに黙々と取り組む若鷹たちの姿をたっぷりお伝えしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
初日は、斉藤和巳4軍監督の訓示からスタートしました!
若鷹たちに『筑後スタート』となったことについて、「いろいろ思うことはあると思うけど」と寄り添いながらも、熱く厳しく愛情のある檄を飛ばしました。
特に1、2年目の選手は「身体作りから」という近年の印象もあると思いますが、それでも「去年は宮崎組だったのに」「新人でも宮崎に行っている選手がいるのに」などといった様々な本音はあるはずです。
現実を受け止めながらも、「自分の時間がたくさんあるからC組にいる時間はチャンス」と斉藤4軍監督は熱弁。途中からでも“宮崎行きの切符”を目指すよう叱咤激励しました。
雨のキャンプインとなり、練習のほとんどが室内練習場で行われましたが、悪天候を感じさせぬほど、選手たちの汗と気合いの入った声で賑わっていましたよ。
ピッチャー陣は初日から5人がブルペン入りしました。 中でも、3年目の井崎燦志郎投手は伸びのある鋭い直球をガンガン投げ込んでいました。「7〜8割」と話すも、この時期に既に150キロ近いスピードが出ていて、本人も手応えを感じていました。
C組でのスタートには「悔しいですけど、倉野(信次)コーチに個別で呼ばれて、『3月に2軍で投げられるようにやって欲しい』と言われました」と期待感たっぷりの言葉を掛けられたことを明かしてくれました。その期待に応えるべく「いつ呼ばれてもいいように」と気合いも十分。筑後からの“下克上”を初日から期待させてくれるような目付きと投げっぷりでした。
また、筑後のルーキー1番乗りでブルペン入りしたのは、星野恒太朗投手。力強い球を次々と投げ込み、アピールしていました。斉藤4軍監督が見守る中での緊張もあったかと思いますが、時折笑顔を見せながら、腕を振りました。
伊藤大将選手と勝連大稀選手は2月なのに髪の毛がビショ濡れになるほどの滝汗。「暑過ぎます」と精力的に打って守って黙々と練習していました。そして、「暑い」というのに何故かその汗をヒーターで乾かすという不思議な光景も見られました(笑)
勝連選手は新しいグローブを柔らかくするためにもヒーターを活用!革を温めていたそうです。
そんな2人ですが、昨季は内野手に怪我人が相次いだ際に2軍でチャンスを掴みました。小久保裕紀監督にも「かっちゃん(勝連)とだいすけ(伊藤)のお陰で」と守備の安定感を評価されていました。そんな2人でも、今春は筑後スタート。選手数の多いチームの中で、競争の激しさを改めて感じました。負けじと頑張って欲しいです。
さて、今春から新たなポストに就任したスタッフも多数います。そんな監督コーチ陣、スタッフの姿が見られるのもスプリントトレーニングin筑後の面白さかもしれません。
そのうちの一人、3軍打撃投手兼3軍スタッフとなったのは椎野新さん。「どうですか?」と背中を見せて、背番号203をお披露目してくれました。
「なんか変な感じってみんなに言われます」と笑っていました。昨季まで現役バリバリの34番。選手としての背中もまだ名残惜しいですよね。打撃投手は「本当に難しい」と苦戦していました。それでも、みんなに愛される新さんの新たなスタート、応援していきたいですね。
初日から見どころたっぷりの筑後でした。
ちなみに、本日の筑後組のお昼ご飯は「鶏白湯と味噌ラーメン」。夜は「鶏のトマト煮」だったそうですよ。宮崎に負けじと、鶏づくしですね(笑)
最後にファンの皆さまにキャンプ情報です!
スプリントトレーニングin筑後では、オリジナルステッカーを入場者へ配布中です。9:00~各入退場口にて、平日は先着150名様に、土日祝は先着300名様にプレゼントさせて頂きます。
ルーキーの藤田悠太郎捕手に見せてもらいました。可愛いですよね、ステッカーも藤田悠選手も。ぜひゲットしてくださいね。
また、2月3日(土)、4日(日)には節分企画として「選手豆まき」をゲリラ開催しますよ。スプリントトレーニングin筑後の週末イベント等もお楽しみにご来場ください。