 | |  | 王監督の辞意表明会見の様子 | 9月23日(火・祝)、王貞治監督がファイターズ戦(ヤフードーム)終了後に記者会見を行い、今季限りでの退任を発表しました。 孫正義オーナーをはじめ「体調が許す限りは続けていただきたい」と慰留に努めましたが、王監督の意思が固く23日午前に孫オーナーと会談を行い、この日の発表となりました。 王監督の主な一問一答 ――辞意を表明した今の気持ちは? 「選手を辞めるときも葛藤がありました。自分の中で辞めるときではないか、まだやれるという気持ちの中で引退を表明したのが40歳のときでした。今回、すごく似た心境でした。気持ちの激しい揺れがありましたが、正式に表明できたことにはホッとしたという気持ちもあります。これからは前に突き進むだけ、ですから。 元気なときはいつまでも(監督業を)できると体力に自信を持っていましたが、(2006年に)手術をしてからは体重も減りましたし、足も自分のものではないような感覚を持ったときもありました。"監督"とは現場で最前線に立って先頭を切っていかないといけないものだと思っています。試合を重ねていくうちに(現在の自分では)指揮に影響するという想いが強くなりました」。 ――ファンの皆さまへメッセージを 「私は14年間でしたが、ホークスが福岡にやってきて20年。弱かった時代も、強くなってからも、優勝から遠ざかっているときでも、本当にファンの皆さんが常に熱烈な応援をしていただきました。九州唯一の球団だからでしょうか、その距離をものすごく近く感じていました。熱意が直に伝わってくる感じがしていました。その熱意に支えられて戦ってこられたと思っています。この14年間、私は本当に幸せでした。これからもそのようなファンに支えられて戦っていく若い選手たちも本当に幸せだと思います。これからの大いなる可能性のあるホークスを、ファンの皆さんと一緒に見守っていきたいと思っています。 また、第2の故郷でもある福岡、私の野球人生の中でも大きな割合を占めるホークスを想う気持ちはますます強くなると思います。何かできることがあれば100パーセント力を出し切りたいと思っています」。 王監督は今季残り9試合も指揮を執ります。また、明日9月24日(水)のバファローズ戦終了後の「本拠地最終戦セレモニー」においてファンの皆さまへのご挨拶をいたします。 |