ルーキーの大場翔太投手が紅白戦に初登板。初の実戦マウンドを「少し緊張しました」と振り返ったものの、試合中はそれを全く感じさせない堂々とした投球を披露しました。

大場投手は白組の先発投手。相手の紅組は1番川崎宗則選手、3番多村仁選手、4番松中信彦選手が並ぶ強力打線です。初回、最初の対戦打者は川崎選手です。力強いストレート中心の配球でカウント2－1と追い込み、5球目、146キロのストレートでセカンドゴロに打ち取りました。多村選手にはカウント2－1から変化球を投じて見逃し三振。「良いボール。手が出なかった。打ちたかったなぁ」と思わず苦笑いを浮かべていました。

立ち上がりをゼロに封じて迎えた2回。松中選手との対戦です。過去に打撃投手で2本塁打を浴び、シート打撃でも痛打されていました。3度目の対戦、2球目の145キロのストレートを痛烈に弾き返されますがショート福田秀平選手の正面への打球でした。

結局、予定の3イニングを投げ切り、打者10人に対して33球を投じ、被安打はポテンヒットの1本のみ。奪三振は2、四死球ゼロという内容でした。ストレートの最速は149キロを記録しました。
「思い通りの投球ができました。ストレートも変化球も厳しいところに投げることができましたし、何球か力のあるボールも投げることができました」

次回はいよいよオープン戦のマウンドに上がります。「今日の投球を活かして、オープン戦でも無失点投手をしたいです」と気合を入れ直していました。

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