11月4日（水）の宮崎秋季キャンプ2日目。王貞治会長がチームに合流し、若手選手を中心に打撃指導などを行いました。

前日は東京ドームでブッシュ前米国大統領らと日本シリーズを観戦していましたが、この日の朝一番の飛行機で宮崎入り。午前10時20分、宮崎・生目の杜に到着しました。指導の意欲がひしひしと伝わってくるジャージ姿。そして、「背番号89」と「OH」のネームが入ったグランドコート姿を久々に披露しました。

到着後はさっそくB組の練習する第2球場へ。野手陣を集めた円陣では「感じたこと。今まで思っていたことなどを伝えたい。（野球界の）先輩のそういう思いを受け止めてほしい。ただ、君たちの邪魔にならないようにしたい。君たちは今までどおりやってくれればいい」と語りかけました。

グラウンドでは監督時代と同じように、打撃ゲージの後ろに陣取り選手たちのフリー打撃を熱心に見守っていました。城所龍磨選手や荒川雄太選手らに身振り手振りで熱心に指導。ルーキーの立岡宗一郎選手は直接指導を受けるのは初めてとあって、少し緊張したような引き締まった表情で話を聞いていたのが印象的でした。
第2球場での練習は夕刻まで続き、王会長はほとんど立ちっ放し。さらに、宿舎での夜間練習にも姿を見せる精力的な1日を過ごしました。