【戦評】
先発の新垣渚投手が好投しました。5回を投げて被安打1、奪三振3で無失点。4回まではパーフェクトという素晴らしい内容でした。
プロ6年目を迎えて新しいスタイルに取り組んでいます。「全力で投げるのではなく、7~8分の力で投げるようにしています。(投球フォームの)バランスを重視しています」。力みがなくなった分、コントロールは安定しました。それでも持ち味である球速は維持。この日も最速150km/hをマークしました。さらにカーブを多投し緩急をつけた投球にも取り組んでいます。「次回の登板でも今日のような投球をしたいと思います」。昨季は自身初の負け越しを経験した悔しいシーズンでした。リベンジへの準備は着々と出来上がっています。
また、試合は終盤にドラマがありました。1点を追う9回2死二塁、代打の小斉祐輔選手がライト前に同点タイムリーを放ち、引き分けに持ち込みました。王貞治監督も思わず左手を突き上げてガッツポーズ。開幕1軍を狙う3年目の若鷹が猛アピールしました。