実戦復帰した小久保選手の打席
2回、二塁走者だった小久保選手は、逆転3ランを打った田上選手(右)をホームで迎える。左は小斉選手
小久保選手の出場を楽しみにしたファンでスタンドは満員に
キャプテンの小久保裕紀選手が4月21日(木)のウエスタン・リーグのドラゴンズ戦(雁の巣)で実戦復帰を果たしました。
小久保選手は開幕戦の4月12日(火)に死球を受けて途中交代。その後右手第一末節骨の剥離骨折が判明し、戦列を離れていました。
この日、小久保選手は「4番DH」でスタメン出場。第1打席でいきなりセンターへクリーンヒットすると、3打席目では左翼フェンス直撃の大きな適時二塁打を放ちました。この日の成績は3打数2安打1打点でした。
出場を終えて取材に応じた小久保選手は「打撃に関しては練習では100%の状態でやれていた。あとは試合に出るだけという段階だった。結果よりも生きた球を打つことが重要だった」と話しました。また、2安打の内容よりも2打席目のショートゴロに大きな手応えを感じたといいます。
「ヒットは芯でとらえた当たりだったが、詰まったショートゴロでも全く問題がなかった。腫れることもなかったし。ヒットより凡打の方が感触が良かったです(笑)」
守備練習もすでに行っており、「守ることに関しても恐れることなくできている」と話しました。
患部については「まだ押したら痛みはある」といいます。しかし、「(骨が)くっつくのを待っていたら1カ月はかかる。でも、プレーは問題なくできる。もしまた当たったらとか、守っていてイレギュラーしたらとか考えても、そんなことを言っていたら前に進めない」と強い決意を口にしました。
22日(金)には1軍に合流する予定です。「何となく3度目の開幕という感じ。早く合流して、優勝を目指して頑張っていきたい」と意気込みを語りました。