小久保選手へのヒーローインタビュー
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帰ってきた主将が大仕事をやってのけた。「九州新幹線シリーズ」の初戦、4月23日(土)のマリーンズ戦(鹿児島・鴨池)で、小久保裕紀選手が9回にサヨナラ打を放ちました。
「夢を見ているみたいですね」
この日、1軍に帰ってきたばかり。12日(火)の開幕戦で死球を受けて、右手第一末節骨の剥離骨折が判明し戦列を離れていました。しかし、21日(木)には実戦復帰。そして、登録抹消から10日が過ぎたこの日、「自分自身もこんなに早く戻ってくれるとは」と驚く早さで1軍に昇格しました。
「だけど、その前の4打席が良くなかった。責任を感じていました。チーム状態もいい中で自分が帰ってきて足を引っ張っては絶対にいけないと思っていました」
4対4で迎えた9回裏、1死一、二塁のチャンス。劇的な一打は、センターオーバーの大きな当たりでした。
「鴨池球場は過去に本塁打を打ったこともある相性の良い球場だと思っていました。そしてこれだけたくさんのお客さん(満員の19,002人)が入ってもらって、本当にシビれました。新幹線で鹿児島中央駅に着いた時の歓迎も嬉しかったです」
これが今季最初のヒットです。2011年はあと1本に迫っている通算400号本塁打と、名球会入りとなる2000本安打に挑む年です。大台まであと129本となりました。「まずは1打席1打席を大切に」と話す小久保選手にとってはここからが本当の開幕です。先頭に立ち、この日単独首位に立ったホークスを引っ張っていきます。
また、この日は"ご当地選手"の活躍も光りました。鹿児島県姶良市出身の川崎宗則選手は5回に同点となる一打を放ち、先発した鹿児島実業高出身の杉内俊哉投手は白星こそつきませんでしたが7回2失点と力投しました。同じ高校の後輩の本多雄一選手は昨季の盗塁王を獲得した快足を披露し、2つのスチールを決めてスタンドを沸かせました。
2011年4月24日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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