5月10日（火）、4月度の「日本生命月間MVP賞」が発表され、パ・リーグ野手部門で内川聖一選手が選出されました。

4月の内川選手は3番打者としてチーム全15試合に出場して、打率.397、安打数25、塁打数38でリーグトップの成績。打点14、二塁打数5は同2位タイ、長打率.603は同3位と好成績を残しました。また、複数安打を記録した8試合の戦績は7勝1分と効果的な一打も数多く放ちました。

同日、ヤフードーム内にて会見を行った内川選手は「FAで移籍してきて、最初の月にこのような賞をいただくことができて、正直ホッとしています」と心境を語りました。リーグが変わり、対戦経験の少ない投手との対決も多い中でしたが「戸惑いはありませんでした。知らない投手だからこそ、より積極的に行った結果かもしれません」と笑顔。また、1番を打ち川崎宗則選手、2番の本多雄一選手の出塁率の高さも大きなアシストになったようで、「いつもチャンスで回ってくるので高い集中力の中で打席に立つことができました」と話しました。

NPB内の移籍1年目での月間MVP受賞はパ・リーグ史上11人目。開幕月に限ると、2007年3，4月度の小久保裕紀選手以来2人目となります。また、内川選手はベイスターズ在籍時の08年8月度にセ・リーグで月間MVPを受賞しており、両リーグでの受賞は17人目となります。

偉業を成し遂げた内川選手ですが、「現状に満足せずに上を目指してやっていきたい。この勢いで5月も頑張ります。世間では『5月病』なんて言葉がありますが、そうならないように（笑）」と話し、さらなる活躍を誓いました。

表彰式は5月21日（土）のホークス対タイガース（13:00開始）の試合前に行う予定です。