


苦しんだ分だけ思いきり吠えた。そして笑った。
杉内俊哉投手が5月14日(土)のライオンズ戦(ヤフードーム)で、今季初勝利を自己最多タイの15奪三振をマークしての4安打完封で飾りました。
「最初から飛ばしていきました」
序盤は奪三振ラッシュでした。初回2死から3回1死まで6者連続で三振を奪い、5回15アウトのうち11個を三振で取りました。また、6回1死まではノーヒット投球。全く隙のない内容でした。
これが今季5試合目。それまでも防御率2点台前半と好投を続けていたが、白星がついてきませんでした。前の2試合は連続完投負け。「ミスターメイ」の5月の連勝も14で止まっていました。
「焦りはありませんでしたよ。5回持たずに降りての負けが続いていれば精神的に落ち込んでいたかもしれないけど、ある程度自信があった。負けにしても、援護点のことよりも自分が勝負どころで一発を打たれるなどしたことが悪い。接戦をモノにしないといけない立場ですから。ただ、周りが勝っていく中で、もどかしさはありましたけどね」
この日は帽子とスパイクを新調。流れを変えるために手を尽くしました。また、前日に岩崎翔投手が初勝利を挙げたことも刺激になったと言います。
「アノ目を見せられたらね…。勝ちたいという気持ちが表れていた。先輩とか後輩とか関係なく見習わないといけないと思った。だから気持ちを前面に出しました」
特にそれを感じたのは最終回のピッチングでした。先頭打者にヒットを許し、さらにこの日初の四球を与えて1死一、二塁。一発が出れば同点に追いつかれる場面で、対するは4番の中村選手でした。
「じつは登板前に夢を見た。1対0で完封目前だったのに、9回に4点を取られた(苦笑)。ヤバいなと頭を過りましたよ」
この日一番手応えがあったのはチェンジアップ。しかし、ここは真っすぐで勝負を挑みました。「9回は真っ直ぐに力があった。後でカツキ(捕手の山崎勝己選手)に聞いても同じことを言っていました」と5球連続の直球勝負で追い込みます。最後はチェンジアップ。中村選手を4打席4三振に斬り、あと1アウト。そして、最後の打者に投じたこの日140球目で最速の144キロをマーク。その後三ゴロに打ち取り、雄叫びとともに両手でガッツポーズを作りました。
「最高に嬉しいです」
昨季16勝など、4年連続で2ケタ勝利をマークしているエース左腕の初勝利。ホークス本来の形での1勝は、今後の快進撃へのさらなるエネルギーとなるはずです。
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