


今シーズンの交流戦戦績は8勝13敗3分。連覇を狙って臨んだ戦いでしたが、厳しい結果となりました。やはり5月25日(金)のタイガース戦(ヤフードーム)からの8連敗(途中に引き分け試合あり)が痛かったと言わざるを得ません。しかし、その試練を乗り越えた後の戦いは5勝2敗。巻き返しの気配を見せて交流戦を戦い終えました。
投手陣で特に輝きを放ったのが大隣憲司投手。5試合に登板して2勝1敗でしたが、完封勝利もあり防御率は1.22の好結果。シーズントータルの防御率も1.36でリーグ2位につけています。「今季はマウンド上で弱気にならない。プラス思考で臨めているのがいい」と話す表情にも自信が溢れてきています。また、リリーフ陣では岡島秀樹投手が開幕から24試合連続で無失点継続の好投もあり、ファルケンボーグ投手が離脱している中でもしぶとい戦いを演じてきました。「チームが勝つために、自分がもっているものを出しているだけ。たまたまです」と静かに語る左腕。まさにベテランの貫禄です。
打撃陣はチーム打率.230と苦しく、秋山幸二監督も「全体的に点が取れなかった」と話しました。それでも交流戦終盤には松田宣浩選手が8試合連続ヒット、本多雄一選手が6試合連続ヒットと調子を上げて、リーグ戦再開に弾みをつけています。本多選手は連敗が止まる前日の、6月8日(金)のカープ戦(マツダ)の試合前に「今は我慢のとき。必ず(打線が)繋がるときが来る」とナインの円陣で声を上げました。「選手会長という立場だし、自分が率先して声を出していきたいと思った」。この言葉が、交流戦終盤の巻き返しのひとつの要因ともなりました。
22日(金)からはリーグ戦が再開。本拠地ヤフードームでの3連戦が2カード続きます。「(交流戦の)悪いチーム状態の中でもたくさんの熱い声援をいただいた。勝つことで恩返しをしないといけない」と本多選手がナインの気持ちを代弁。逆襲の鷹へ、ここからまた力強く羽ばたきます。
【今週の試合予定】※先発投手は予想
試合予定日 | 対戦カード | 開始時間 | 先発予想 |
6月22日(金) | ファイターズ(ヤフードーム) | 18:00 | |
6月23日(土) | ファイターズ(ヤフードーム) | 14:00 | |
6月24日(日) | ファイターズ(ヤフードーム) | 13:00 | |
※この先発予想はホークス球団からの公式発表ではありません。あくまで、取材に基づく予想ですのであらかじめご了承ください。正式な先発投手の発表は試合前日(予告先発実施時のみ)となります
2012年6月19日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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