
ヒーローインタビュー
新垣投手、江川選手

※iPhone/iPadにての動画視聴に時間を要しておりますので、あらかじめご了承ください



マリーンズとの大事な3連戦初戦を見事勝利。9月8日(金)の試合は投打の歯車ががっちりと噛み合い4対1で快勝しました。
またこの場所で輝くために――夏の「雁の巣」で自分との戦いを乗り越えた男たちがやってくれました。先発した新垣渚投手は6月30日以来の一軍マウンド。以前故障していた右肩の疲労に加えて腰に痛みを感じたためにファームでの調整が続いていました。「腰が痛い時は子供を抱っこすることもできませんでした」というほどの状態。しかし、現在は肩にも腰にも不安はありません。
「時間を置いてもらい、ファームでは状態がどんどん良くなっていった。チーム、監督、コーチに感謝したいです」
以前はずっと悩まされた右肩はもう万全。「ストレートで押していくスタイルを戻せた。思いっきり、力を入れて腕を振れました。それによって他の球種も生きる」と、投球の力強さは春先よりも上だといいます。
この日は立ち上がりこそ力みもあって崩れましたが、3回にセカンドの本多雄一選手とファーストの江川智晃選手が好守備を見せて新垣投手を盛り立てました。チーム一丸となり戦う姿勢が流れを変え、新垣投手は7回2安打1失点の好投。6月13日以来となる6勝目をマークしました。「逆転優勝はあきらめていない。体にムチ打って、頑張ります」。頼もしい背番号18がまたこのマウンドに戻ってきました。
そして、強力な援護点をたたき出したのは守備でも貢献した江川智晃選手です。1点を追う4回に逆転の4号2ラン本塁打を放ちました。「真っ直ぐを待ってコンパクトなスイングを意識していました。打った瞬間はそこまで飛ばないなとおもっていたので、ちょっとびっくりです!」。その後も勢いは止まらず三塁打も放ち、4打数4安打の大暴れでした。
今季は春先から出場機会を増やし、現時点で2010年の20試合を大きく上回る自己最多の50試合に出場しています。しかし、6月にファームの試合で腰を痛めて、しばらくは二軍調整が続いていました。8月31日(金)に一軍に戻ってきて以来、17打数8安打、2本塁打、4打点と存在感を示しています。入団当初から「大砲候補」として期待されていた若鷹が8年目での開花の時を迎えています。
2012年9月8日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
関連リンク > 、 、
選手一覧へ戻る