
ヒーローインタビュー
武田投手、ペーニャ選手

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「打って二、三歩、ゆっくりと歩きだしたときは、手応えがあったということだよ」
真芯でとらえた快音を残し、ボールは力強く、鋭くレフトスタンドの最上段に飛び込んでいきました。9月10日(日)のマリーンズ戦(ヤフードーム)は、ペーニャ選手の「150メートル級」の特大3ランで勝負を決し3対0で勝利。この3連戦を全勝し、今シーズンのマリーンズ戦勝ち越しを決めました。
打った瞬間にそれと分かる当たりが飛び出したのは3回裏。1死一、三塁のチャンスで迎えた場面でした。2球目の内角ストレートを「いつもどおり思いっきり叩いた」。それは読み通りの一撃でした。
「ずっと内角のストレートで攻められている。1打席目もそうだった。この打席でも初球に高めの真っ直ぐが来た時点で、次は内角だと思っていたんだ」
来日1年目。米国と日本の投手での攻め方の違いに迷った時期もありましたが、「もうシーズンも終盤。何度も対戦を重ねてきたからね」と胸を張ります。また、常々「ホームランは意識していない。それを強く考えてしまうといい結果は出ない。ボールを強く叩くことだけだよ」と話しますが、この日の飛距離を見てしまうとやはり期待は高まってしまいます。
「自分の出せる力を発揮すればもっと飛ぶかもしれないよ」
そう自信あり気に語ったペーニャ選手。残り試合でも快音連発で、逆転優勝の原動力となってほしいものです。
また、先発の武田翔太投手は「自分の思った通りの投球はできなかった」と反省の弁でしたが、それでも5回無失点と結果を残して5勝目をマークしました。「周りの選手に助けられました」と武田投手。「マウンドに上がったら『(守る側)9対(打者)1』と思っています」とチーム一丸での白星に笑顔を浮かべていました。
そして、2人でたったお立ち台の最後には、武田投手が「(故障で離脱中の)松田さんに早く帰ってきてほしいという願いを込めて」と前フリし、ペーニャ選手は「ワン、ツー、スリー、マッチ!」とヤフードームのファンと一緒になって大きな声を上げました。
2012年9月10日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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