2017/11/15 (水)
選手

若鷹内野手コンビ、飛躍とアピールの秋

選手画像

選手画像

選手画像

11月15日(水)、宮崎秋季キャンプは最終クールに突入しました。

午前中はやはり『走る』メニューが中心。野手陣はキャンプごとに行われる「12分間走」に臨みました。3000m超を走り切れば優秀とされており、この日は栗原陵矢選手と曽根海成選手が3160mでトップをマークしました。

栗原選手は以前から好成績を残しており「一番になって目立たないと。狙っていました」とニッコリ笑顔。今季は一軍デビューを果たし、来季は更なる飛躍を目指す秋を過ごしています。「第3捕手争いなんて言われていますけど、それじゃ一軍でも試合には出られない。やっぱり一軍で試合に出られる立場を目指さないと」と気合のこもった表情で話していました。

また、この日午前に入団発表を行った西田哲朗選手も練習に参加。背番号22の真新しいユニフォームに袖を通して、午後には特打も行っていました。

若鷹の底上げがテーマの一つとなっている秋。西田選手の加入もあり、右打ち内野手にはスポットが当たっています。今のホークスには高卒2年目コンビの茶谷健太選手と黒瀬健太選手のフレッシュコンビがいます。両選手ともにこの日の個別練習では特守に臨んでいました。黒瀬選手は三塁手、茶谷選手は遊撃手を主に務めています。黒瀬選手は「守備力向上もこのキャンプの課題です。でも、僕の持ち味はバッティング。長打力をアピールしていきたい」と意気込みを口にしました。秋季教育リーグのフェニックスリーグではヒットを量産し、本塁打も2本放ちました。「高校時代(通算97本塁打)の打撃に戻しました。1年目はそれでやったら上手くいかなかったんですが、今はその打ち方でも上手く対応できています。いい感覚を持続させたい」と手応えを口にしました。

茶谷選手も「この秋はバッティングを一番の課題にしています。とにかくバットを多く振ること」と話していました。今年の後半戦は2軍戦で主軸を打ち、10月には一軍昇格してイーグルス則本投手からプロ初安打をマークしました。

ともにキャンプ後は台湾で行われるウインターリーグに参戦します。「今やっている練習を、実戦の中で試したい」(茶谷選手)。若鷹が大きく伸びる秋の宮崎。秋季キャンプは18日(土)までです。

2017年11月15日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

関連リンク

選手一覧へ戻る
  1. トップ
  2. ニュース一覧
  3. 若鷹内野手コンビ、飛躍とアピールの秋