2月22日(木)、宮崎春季キャンプは第5クールの最終日でした。
この日は今キャンプ3度目の紅白戦。先発オーダーを見ると紅組「5番DH」にグラシアル選手が入り、さらに「11番DH」(特別ルール!)に堀内汰門選手、白組の「10番DH」に谷川原健太選手も名を連ね、フレッシュな顔ぶれも揃いました。
その中で大きくアピールしたのが堀内選手。5回、試合途中からマスクを被った守備では二盗を見事に刺してアウトに。そして6回の打席ではセンター前へクリーンヒット。柳田悠岐選手の好返球で惜しくもタイムリーとはなりませんでしたが、チームメイトからも大きな声が飛び、ムードが非常に盛り上がっていました。
試合は、白組が1点を追いかける最終回(6回裏)に中村晃選手の同点打と柳田選手の勝ち越し打で逆転勝利。主軸が期待されるバッターたちが流石の勝負強さを発揮しました。
ところで、この日の三塁側ベンチには王貞治会長の姿も。監督時代と同じ立ち位置で腕組みをしながら戦況を見つめたりヒットを打った選手を笑顔で出迎えたりと、かつてを思い起こさせる懐かしい光景が見られ、当時を知る選手たちからは思わず喜びの声も上がっていました。
また、午前中の練習では岩嵜翔投手が打撃投手でマウンドへ。そして和田毅投手は約2週間ぶりにブルペン投球を行いました。ともに調整のペースがこれから上がっていきそうです。
気温11℃ 晴 8,300人
2018年2月22日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)