2点を先制された直後の4回裏に本多雄一選手が、相手先発のカスティーヨ投手の外角直球を逆らわずにレフトへ流し打ち。これが「SANKYUホームランテラス」に飛び込む本塁打となり1点差に迫った。「差し込まれた感じはなかった。今までにない感覚」。これで反撃態勢を整えたかったが、その後はチャンスであと一本が出ずに敗れた。ホークスはオープン戦初黒星。それでも新外国人右腕の球筋などを見られたことが収穫。シーズンでの攻略につながるはずだ。
ホークス先発の中田賢一投手は4回途中1失点。「低めにボールを集めることは出来た」と収穫を語った。
7人の投手が投げた中で特に好投が光ったのが6番手の笠谷俊介投手。7回2アウト満塁の場面をレフトフライで切り抜けると、8回のマウンドは山川選手、森選手、中村選手の強打の相手に対して3者三振を奪ってみせた。
2018年3月7日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)