2018/03/16 (金)
選手

【戦評】中田投手が好投。先発枠へ好アピール

3月15日(木)ホークス2-4ジャイアンツ ヤフオクドーム

先発の中田賢一投手が5回1失点。4回には3者連続三振を奪うなど計7奪三振と力のある球を投げ込んだ。「今日はストレート、変化球ともにボール先行が多くなるケースが多くなってしまった」と反省の言葉を述べつつも、「その中でも、フォークボールの落ちは良かったのと、ランナー出しても粘れたのは収穫です。次の登板までにしっかり修正したいです」としっかりと収穫を手にした。工藤公康監督も「キャンプから取り組んでいることがしっかりと出せている。低めに丁寧にという意図を感じた。しっかり体が使えて投げていた。先発枠へ前進していると思う」と好評価を口にした。

打線は5回、巨人の菅野投手に襲い掛かった。8番の甲斐拓也選手から城所龍磨選手も連打で続き、1番に戻って今宮健太選手、高田知季選手が連続タイムリーを放って一時逆転に成功した。今宮選手は「打ったのはツーシームです。2アウトから連打でチャンスを作ってくれたのでなんとかランナーを還したかった。自分のスイングを心がけている中で今はイメージ通りのスイングが出来ています」とコメント。高田選手も「打ったのはストレートです。チャンスだったので初球から思いっきりいきました。高めのストレートでしたが、ファールにせずに上手く打てました」と振り返った。

試合は1点リードの7回、今オープン戦初登板のルーキーの高橋礼投手が逆転2ランを浴びて敗戦。悔しい“本拠地デビュー”となったが、貴重な経験がこれからの糧となるはずだ。

2018年3月16日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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