やっぱり交流戦は大好き! 一時は貯金0となってしまったホークスですが、大得意の交流戦で勢いを取り戻しました。ビジターの甲子園球場の大音量声援を跳ね飛ばしての見事な3連勝で、地元福岡ヤフオクドームに戻ってきました。
6月1日(金)からはベイスターズと3連戦です。昨年の交流戦は横浜で戦い2勝1敗と勝ち越し。そして秋には日本シリーズで名勝負を繰り広げました。今宮健太選手の「神の手」スライディング、内川聖一選手の土壇場同点ホームラン、川島慶三選手の日本一を決めるサヨナラヒットなどは今も記憶に鮮明に残っているファンの方が多いでしょう。
あの熱戦がまたヤフオクドーム3連戦でよみがえります。
初戦、ホークスは千賀滉大投手が先発します。5月15日のイーグルス戦以来のマウンドになります。チームと同様に千賀投手自身も3連勝中。5月は21イニングに登板して2点しか失いませんでした。相手先発の今永投手とは今年一緒に自主トレを行った仲ですが、試合になれば勝利のために全力を尽くすのみ。背番号41がここからまた光を放ち、ホークス先発陣を引っ張っていきます。
打者では5月絶好調だった柳田悠岐選手の、6月のバッティングにも注目です。先月は26試合に出場して打率.387、7本塁打、23打点を挙げました。また、月間41安打をマーク。月間40安打以上を記録したのはホークス球団では8人目(9度目)で、2010年4月の川﨑宗則選手以来でした。
6月は、昨年の柳田選手が最も得意とした月で、打率.363、12本塁打、31打点で月間MVPを獲得しました。2018年の6月もどんな活躍を見せてくれるのか、1試合、1打席に注目です。
また、2日(土)の2戦目は今季3度目の球団創設80周年イベント「レジェンドデー」として行われます。選手たちは「80周年記念特別ユニフォーム」を着用して試合に臨みます。また、現役時代はキャプテンとしてホークス常勝の礎を築き、監督としても2度の日本一にチームを率いた秋山幸二氏がゲストで登場します。
そして当日は、入場者全員へ「ホークス歴代ユニフォームメモ帳」を配布。1938年の南海軍から現在の福岡ソフトバンクホークスまで65種類(一部除く)のユニフォームイラストがデザインされた、ホークス歴代ユニフォームメモ帳となっており、ファン必見の逸品です。
2018年6月1日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)