オールスターゲームではホークス勢のハッスルプレーが見られました。なかでも第2戦、松田宣浩選手が左中間への大きな当たりで一気に三塁まで猛然と走り、最後にヘッドスライディングを決めたプレーには、初の球宴が行われた熊本のファンと子どもたちを大いに沸かせました。工藤公康監督も「ベンチで誰よりも声を出していたのは松田選手だった」と話しており、「後半戦もこの勢いでハッスルしてほしいね」と笑顔交じりで期待の言葉を寄せました。
後半戦は16日(月・祝)から、さっそく始まります。今週はライオンズ、ファイターズの上位チームとそれぞれ3連戦です。一気に差を縮める絶好の機会となります。
ライオンズとはホームで3連戦。最初の2試合はヤフオクドーム、18日(水)は北九州での試合になります。そして、「鷹の祭典2018」がいよいよ地元福岡でもスタートします。
今季の対戦成績は4勝5敗です。相手は強力打線ですが、5月8日と9日には連続0封勝利を収めた実績があり、ホークス投手陣にも確かな力はあります。その時にそれぞれ先発した千賀滉大投手、石川柊太投手が今回の連戦でも先発する予定です。快“投”乱麻で首位との差をここで縮めていきましょう。
ファイターズとの今季対戦成績は4勝9敗。前半戦は苦汁をなめさせられましたが、後半戦は巻き返しを図りたいところ。今季4度の勝利のうち3度も完封勝利を飾っており、やはり投手陣が失点を防ぎつつ勝利へのリズムを作っていくことが勝機を広げることになりそうです。また、ファイターズ戦では内川聖一選手が打率.327、2本塁打と好相性を見せています。前半戦は故障に苦しんだキャプテンの夏場の巻き返しにも大いに期待です。
試合予定日 | 対戦カード | 開始時間 | 先発予想 |
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7月16日(月・祝) | ライオンズ(ヤフオクドーム) | 18:00 | 千賀投手 |
7月17日(火) | ライオンズ(ヤフオクドーム) | 18:00 | 石川投手 |
7月18日(水) | ライオンズ(北九州) | 18:00 | 武田投手 |
7月20日(金) | ファイターズ(札幌ドーム) | 18:00 | 攝津投手 |
7月21日(土) | ファイターズ(札幌ドーム) | 14:00 | バンデンハーク投手 |
7月22日(日) | ファイターズ(札幌ドーム) | 14:00 | 中田投手 |
2018年7月16日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)