2018/07/17 (火)
選手

上林選手が6月度「月間スカパー!サヨナラ賞」

7月17日(火)、6月度「月間スカパー!サヨナラ賞」の受賞選手が発表され、パ・リーグ部門で上林誠知選手が選ばれました。

「月間スカパー!サヨナラ賞」は月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手に贈られており、上林選手は6月29日(金)のマリーンズ8回戦(ヤフオクドーム)で、自身プロ5年目で初となるサヨナラ打を放ちました。

 この試合は8回表を終えてマリーンズに2対5とリードをされる展開でした。しかし、8回裏にホークスは上林選手の本塁打で2点差に。そして2点を追う9回裏、先頭から二者連続安打で無死一、二塁としましたが、続く打者のバント失敗(投併打)で二死二塁となりました。「大きなミスが出ると流れが変わるのが野球です。正直、ベンチの雰囲気は良くなかった」と上林選手。逆転ムードが潰えたかに見えましたが、代打・福田秀平選手が四球で出塁すると、続く長谷川勇也選手がライトへ安打を放ち1点差となりました。

ここで上林選手が打席に。「まだ負けている展開。プレッシャーはありました」。それでも初球をはじき返した打球は左中間を抜け、三塁走者に続き一塁走者も生還する逆転の2点三塁打となり、チームに劇的なサヨナラ勝利をもたらしました。

「1軍でサヨナラ打を打ったのが初めてで、みんなが笑顔で駆け寄ってきてくれたのが凄く印象的でした。一番に来てくれたのは内川さんでした」

現在はチームの1番打者として、チャンスメーカーにもポイントゲッターにもなる活躍を続けている上林選手。「また大事な場面で打てるように頑張ります」と意気込みを口にしました。

また、同賞の年間大賞がかつて3年連続でホークスから選出されたこともあり(2014年・松田宣浩選手、2015年・柳田悠岐選手、2016年・吉村裕基選手)、シーズン後半戦の更なる劇的ヒーロー誕生にも期待したいところです。

2018年7月17日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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