11月23日(金・祝)、福岡ソフトバンクホークスふれあい野球教室「ベースボールキッズin九州・山口」が九州各県(沖縄を除く)と山口県内の計10会場で開催されました。
福岡・雁の巣会場には千賀滉大投手、タマスタ筑後会場には和田毅投手、佐賀会場には中村晃選手、大分会場には今宮健太選手や甲斐拓也選手、熊本会場には松田宣浩選手、鹿児島会場には柳田悠岐選手など、各地の会場でホークス現役選手5名ずつが講師となりました。各会場300名前後の子どもたちに野球の技術を伝授したり、一緒に動きまわって遊んだりと楽しい1日を過ごしました。
「ベースボールキッズ」としては初開催となった山口県周南市の会場では東浜巨投手、西田哲朗選手、上林誠知選手、美間優槻選手、長谷川宙輝投手が講師を務めました。
東浜投手はピッチング部門を担当。「ストラックアウト」のゲーム方式で子どもたちのふれあいを楽しみながら笑顔を浮かべていました。質問コーナーでは「どうやったらコントロールが良くなりますか?」の声に、「キャッチボールが大切だと思います。相手が構えたところにしっかり投げること、もしくは自分で狙いを定めたところに投げることを繰り返す。結局、キャッチボールの延長戦にピッチングがあると思うので」と丁寧なアドバイスを送っていました。
打撃部門の上林選手は自らバットを持ち実演も交えながら、しっかりアドバイスも送っていました。上林選手は「タイミングを取るのに大切なのは準備です。みんなが学校に行く時も準備をするでしょ?野球も同じです」とたとえ話を入れながら分かりやすい言葉で指導をしていました。
また、走塁部門は美間選手、守備部門は西田選手、遊びゾーンは長谷川宙投手が担当しました。
最後に挨拶を行った東浜投手は「この中から1人でも野球選手が出て来てくれれば僕も嬉しいし、僕らもそれまで現役を続けていられるように頑張ります」と話しました。東浜投手は自身も小学生時代に沖縄での野球教室に参加し、「(新垣)渚さんの野球教室に参加したのを覚えています」とのこと。数年後、ホークスのドラフトに指名される逸材がこの中から誕生するのをワクワクして待ちたいです。
2018年11月23日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)