2019/02/02 (土)
選手

牧原選手、『奪Sh!』のキーマンが魅せた快足

2月2日(土)キャンプ第1クール2日目

キャンプ2日目も快晴に恵まれた宮崎市・生目の杜運動公園。最高気温13℃との発表でしたが、それ以上に暖かく感じられる一日でした。

キャンプ序盤は走る、走るの繰り返し。キャンプ恒例の12分間走が行われました。工藤公康監督は「A組のほとんどの選手が(設定距離を)クリアした」と満足げ。A組トップは栗原陵矢選手の3150mでした。

ちなみに俊足選手の牧原大成選手は3000mジャスト。「昔は3400くらいでしたけどね」と言いますが、本人は納得顔でした。昨季はシーズン終盤に主に1番打者として大活躍。59試合に出場して打率.317、3本塁打、26打点、9盗塁の成績を残しました。

しかし、シーズン終盤の走塁中に右足首を負傷して戦線離脱。CSや日本シリーズのグラウンドに立てずに悔しい思いをしました。チームが日本一になって以降のオフ期間もリハビリの日々。「しっかり練習を出来るようになったのは年明けからでした」。自主トレ中の1月下旬にキャンプに向けて12分間走を行った時は2800mほどしか走れず、「さすがにヤバいと思った」と言います。そこから一段階ギアを上げて、キャンプでしっかり3000m台に到達。「不安だったので、良かったです。足の状態も全く問題ありません」と少しほっとした表情を浮かべていました。

「今季の目標はまず開幕一軍に残ること」。昨季を思えば少し控えめにも映りますが、「競争は厳しい。そこに入って、スタメンを勝ちとった時に、ようやく数字のことを言える様になると思います。ただ、昨年の数字は上回りたいという気持ちも当然あります」。

この日は全体練習後の特守に参加。松田宣浩選手や西田哲朗選手と一緒に、本多雄一1軍内野守備走塁コーチのノックの嵐に応戦しました。

また、12分間走の後も、野手陣はベースランニングを行いました。「奪Sh!」のスローガンのもと、走塁改革が着実にチームに浸透していっています。


晴れ 13℃ 15,700人

2019年2月2日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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