「シーズンスタートデー」として行われた、オープン戦初戦。そして本拠地ヤフオクドームでの『2019年型ホークス』のお披露目となった試合で今季実戦初勝利を挙げた。
「3・29」の開幕投手に内定している千賀滉大投手が先発。初回にいきなり自己最速158キロを2球マークするなど、力強い直球で3回無失点と好投した。それでも千賀投手は「結果的にゼロで抑えられたけど、まずまず」とコメント。「まだ腕で投げている。良い時は体のバランスをもっと使えている。しっかり状態を上げていきたい」と気を引き締め直していた。
その後登板した松田遼馬投手と二保旭投手が2回無失点。ルーキーの奥村政稔投手はピンチを背負ったものの零封でつなぎ、最後は川原弘之投手が1回完全投球で締めくくった。川原投手は全球直球勝負ですべて150キロ超。最速152キロをマークした。工藤公康監督も「ストレートを待っているところに投げてポップフライに打ち取るのはボールに力があるから。スピードも力も十分ある」と改めて高評価した。
打線は3回に牧原大成選手が犠牲フライを放って1点を挙げた。
また、今季最初のヤフオクドームには36,336人が来場。工藤監督は「たくさんの人に来ていただいてありがたい。ビジョンも大きくなって、びっくりされたのでは。私も非常にいいなと思いました」とニコニコ顔だった。
2019年3月2日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)