2019/03/15 (金)
選手

【戦評】千賀投手、ほぼパーフェクト!

3月14日(木)ホークス3-4ジャイアンツ ヤフオクドーム

もう開幕準備はオッケーとばかりに、3・29のマウンドが内定している千賀滉大投手が完ぺきな投球を披露した。この日最速157キロの直球に加えて、今季から武器に加えたツーシームも有効に使った。7回2アウトまで走者を1人も許さないピッチング。24人目の打者に内野安打を許したが、その走者の盗塁を「甲斐キャノン」が見事に刺して、千賀投手はこの回までで役割を果たし終えた。7回88球、1安打8奪三振無失点。文句のつけようのない投球だった。

「今日は、前回よりもバランス良く投げる事ができた。ツーシームを多く使うこともでき、バッターの反応も確認できました。7回無失点という結果は満足していますが、開幕まで残り2週間、もっと状態が良くなるようにしっかり調整していきたい」

また、6回と7回は走者がいない中でもクイックモーションを試した。見据えるのはこの日の大記録ではなく、2週間後の開幕マウンドだ。工藤公康監督も「素晴らしかった」と絶賛。「ボールの力、変化球のコントロールも良かった。いい調整がこの結果に繋がっている」とホクホク顔だった。

打線では松田宣浩選手にオープン戦第2号本塁打が飛び出すなど2安打をマーク。右方向へ大きな当たりが出たことで、工藤監督も「あのような形が出てくるとホームランも増えるし、打率も良くなる。一本出て気分も違うだろう」とまた笑顔を浮かべた。

2019年3月15日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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