2019/03/22 (金)
選手

【戦評】武田投手「心配なし」の好投!

3月21日(木)ホークス4-6イーグルス ヤフオクドーム

鮮やかな先制攻撃だった。先発の武田翔太投手が立ちあがりを無失点で抑えた直後の1回裏だ。先頭の牧原大成選手が四球を選び出塁し、迎えた2番・今宮健太選手。強行策に打って出ると、打球はレフトポール際の「SANKYUホームランテラス」に飛び込む先制2号2ランとなった。「打ったのはスライダーです。前回の神宮の一打席目と似たような感じで、体が反応してくれました。入るとは思いませんでしたが、ホームランになり良かったです」。

さらに1アウト一塁として5番のデスパイネ選手は左中間へ、打った瞬間に確信する豪快なオープン戦1号2ラン。「打ったのはストレート。ストライクゾーンに来た球を積極的に行こうと思ってた。この一本をきっかけに、良い状態で開幕を迎えられるようにしていきたい」と納得の一撃だった。

先発した武田翔太投手は予定イニングより早く「右足の違和感」で交代したが、4回1失点の好投。工藤公康監督は「ちょっとつった感じ。大ごとではないので、先のことは心配していない。投球内容は良かった」と高評価。武田投手自身も「今日は、ストレートも変化球もしっかり投げる事ができたと思います。しっかりボールに力を伝えることができました。調子は良かった。体のメンテナンスをしっかりして、次の登板に備えたいです」と収穫を口にした。緊急登板でマウンドに上がった松田遼馬投手がしっかり無失点に抑えて好アピール。最後はサファテ投手が登板して1回を打者3人で片づけた。最速は149キロだった。

2019年3月22日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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