変則の首都圏7連戦を終えて、24日(水)からはまず本拠地ヤフオクドームに戻ってバファローズとの残り2試合。そして27日(土)からは札幌ドームに舞台を移してファイターズとの3連戦に臨みます。平成ラストの5試合です。ホークスの福岡移転とともに始まった30年の区切りとなる戦いで、平成最後のどんなドラマが生まれるのでしょうか。
バファローズとは22日(月)に東京ドームで『タカガールデーinTOKYO』で対戦しました。工藤公康監督は「いつも話すように3連戦があれば、勝ち越すことを目標にしています。バファローズ戦は変則3試合だけどそれは同じです。もちろんその先の戦いも」と話します。故障者が多く出る中での戦いですが、「だからこそ若い選手にはチャンス」と工藤監督。そのハッパに応えるように、21日(日)のライオンズ戦(メットライフドーム)では周東佑京選手がプロ初安打を1号本塁打という離れ業を演じれば、三森大貴選手がプロ初安打から一気の3安打猛打賞とプロ初スタメンだった若鷹2人が躍動。さらに美間優槻選手もプロ初本塁打をマークして、今季最多の16得点とチームが大いに活性化しました。若いチカラが次々と台頭するのもホークスの強さの理由の一つです。
そして大型連休最初の3連戦はファイターズ戦。今季対戦は1勝1敗1分と互角です。対戦防御率2.17と今季好調の投手陣が健闘しています。着実に1点を取り、限りなく少ない失点で守り勝つ野球が勝利のカギとなるでしょうか。『奪Sh!』の合言葉のもと、積極的な走塁にも期待したいところです。
2019年4月23日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)