交流戦開幕ダッシュに成功! 連勝は止まったものの5勝1敗で単独首位に立っており、パ・リーグでもイーグルスと並んで1位です。
得意の交流戦でさらに貯金を積み重ねていきたいところ。今週は本拠地ヤフオクドームで、週前半がタイガースと、週末はベイスターズとの計6連戦になります。
交流戦に入って好調なチームの中、個人成績に目を向けてもやはりホークス勢の健闘が光ります。現在12球団の打撃陣の中で首位打者に立つのは、なんと甲斐拓也選手です。ここまで14打数7安打を放ち打率は5割ちょうどをマークしています。特に前カードのカープ戦は、7日(金)の初戦が4打数3安打2打点の活躍。9日(日)はスクイズも成功させるなど2打数1安打2打点をマークしました。もちろん強肩の“甲斐キャノン”は今季も健在で、シーズン盗塁阻止率.368でパ・リーグ2位となっています。走った走者は刺す、また走らせずにランナーを釘付けにするその武器はホークスを勝利にぐっと近づけています。
また、松田宣浩選手も打率.381で2本塁打と元気いっぱい。グラシアル選手は12球団トップの4本塁打、同2位の8打点でポイントゲッターとなっています。
投手陣では森唯斗投手が交流戦開幕から4連投4セーブを挙げる活躍。千賀滉大投手は7日のカープ戦で無失点投球を見せて防御率1.46(リーグ1位)、6勝(2位)と好調をキープ。今季登板11試合目にして105奪三振と大台にも乗せました。
そして、先週水曜日のドラゴンズ戦で2年ぶりの一軍登板を果たした和田毅投手は「力んだ分だけいつもよりも体は張っているけど、嫌な感じはない」と今週の登板に向けても意欲満々。もちろん期待は復活白星。その瞬間も見逃せません。
2019年6月10日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)