「ホークス宮崎春季キャンプSupported by Jwave」は16日(日)も雨。午後には止みましたが、グラウンドコンディションが回復せずに2日続けて紅白戦が中止となってしまいました。こうなると、投手の調整スケジュールの組みなおしに首脳陣は頭を悩ませます。17日(月)は当初予定のなかった紅白戦が組み込まれる予定。さらにB組はスワローズB組との練習試合(西都)が行われます。A組、B組がしっかり連携して、最善の調整法を作り出していきます。
また、この日はブルペンに大きな注目が集まりました。13日に入団会見を行ってチームに合流したマット・ムーア投手が来日後初のブルペン投球を行いました。
捕手を座らせて、「持っている球種は投げた」とカーブやカットボール、チェンジアップなども交えて計53球を投げました。
「あんなにたくさんの人に見られながら投球練習をしたのは初めてじゃないかな。緊張しました」
日本の硬式球は米大リーグと少し違うと言いますが、「あまり気にならなかった。ただ、カーブは曲がりが大きかった。それは歓迎」と笑顔。昨年手術した右ひざの状態についても「問題ないよ」とにこりと笑いました。
とにかく、笑顔がよく見られるムーア投手。朝から「オハヨウゴザイマス」と日本語であちこちに挨拶もしています。また、この日のブルペン投球後は自らトンボを持って整備を行っていました。米大リーグではスタッフの役割。とても丁寧にマウンドを均す姿からも、誠実な人間性が伝わってきました。
「アメリカでもマイナー時代はやったことがあるし、高校時代はもちろん毎回やっていた。今も自主トレでは自分でやるしね。日本では選手がやっている。郷に入っては郷に従えです(笑)」
チーム内でも「ナイスガイ」と評判のムーア投手。「キャンプからたくさん応援してもらって嬉しい。早く福岡のファンの皆さんにも会いたい」と話していました。
雨 18℃ 12,500人