0対5から逆転し、10対5で快勝した。
初回、東浜巨投手が乱調でいきなり4点を失うと、3回5失点で降板した。しかし、工藤公康監督は「ブルペンはよかった。ストライクを集めすぎたと思う。良いときに起こりやすいこと」と変わらぬ信頼を口にして、「ボールの走りは良かった」と頷いた。東浜投手は「全体的にボールが高かった」と反省するも、「力強さは出ていた」と一定の手応えは感じていた。
打線は三回に中村晃選手が16球粘ってセンター前へタイムリーヒットを放って反撃開始。工藤監督は「あれで投手のリズムが狂ったと思う。さすがです」。四回に牧原大成選手のタイムリーなどで1点差に。牧原選手は2安打4打点の活躍だった。
そして七回に若鷹打線が猛攻を見せた。上林誠知選手の二塁打からチャンスが広がると、リチャード選手や佐藤直樹選手のタイムリーなどで一挙5点を奪い試合をひっくり返した。上林選手は「状態はずっと良かった。いつ開幕してもいいよう名準備をしたい」と話し、リチャード選手は「最近打っていなかったので、そろそろ打たないとやばいと思っていました。コーチから『お前は三振か長打でいいんだ』と言われて、思い切っていけました」と安どの表情を浮かべた。リチャード選手は2打席連続でタイムリー二塁打を放った。