2020/11/15 (日)
選手

CS優勝!4年連続日本一へ「S15」

CS優勝共同会見

「2020 パーソル クライマックスシリーズ パ」優勝共同会見がPayPayドーム内のプレスカンファレンスルームで行われ、工藤公康監督、MVPの中村晃選手が出席しました。

工藤公康監督

――改めて今のお気持ちを。
「4年連続日本一に向けてここからスタートできるという思いです。そしてホッとしているところと、よし、もう一度みんなで力を合わせていこうという両方の思いがあります」

――いずれも逆転で2連勝。ホークスの底力を感じました。
「頼もしい限りです。よく逆転してくれました。初回に3点を取られた後に中村君の2ランで一気に雰囲気が変わった。これで行けるという空気になり、チームが一つになって向かっていきました。みんなも緊張した中で今日を迎えたと思うけど、一本のヒット、一つの得点が緊張をほぐし、それで100パーセントの力を出せるのかと思いながら見ていました。あの中村君のホームランは、みんなを救ってくれたホームランでした」

――選手会長としても頼もしい存在ですね。
「はい。この勝負強さといい、このような試合の中で得点。あらゆる経験を積んでいるからこそ、あの場面でも打てたと思います。素晴らしい」

――チームはポストシーズン12連勝。経験値も積んで、チーム力が増しているのでは?
「今季もロッテに並ばれてからシーズンで12連勝があり、さらに優勝が決まっても気持ちを抜かずに戦ってくれました。今までと違う形のホークスの戦い方ができたと思います。このクライマックスシリーズも、先制をされても今までの形を貫いて勝てた。大きな自信になる。日本シリーズでも、この勢いと力を信じて戦ってほしい」

――今年は周東選手や栗原選手ら、若手の底上げもありました。
「若い選手が最初から結果を出すのはなかなか難しい。次の試合、次こそは、という思いの中で周東君は良い結果を出せた。栗原くんは結果は出なかったけど、いい経験をしたと思います。日本シリーズに期待したい」

――日本シリーズの相手は巨人です。今年のイメージは?
「常に新聞などは見ている。走攻守においてバランスのいいチームで勝ってきたと感じています」

――日本シリーズは21日に開幕です。
「選手たちには3つの準備を大切にしてほしいといつも話しています。この後も変わらず、いい準備をしてくれればいい」

――では、意気込みを。
「こうやってパリーグの代表で日本シリーズに出場することを誇りに思い、恥ずかしくない戦いをしたい。日本一目指して頑張っていきたい」

中村晃選手

――今のお気持ちは?
「ホッとした部分はありますが、また戦いがやってくるんで、次のステージに進める喜びもありますね」

――見事MVPに輝きました。
「本当になんとか勝ちたいとの気持ちが結果につながってくれたと思っています。みんなでつかんだ2勝と思います」

――チームの雰囲気は?
「若い選手、僕たちみたいな中堅、ベテランのバランスが取れたチームで、雰囲気は明るいですし、その中でも締めるところをきっちり締めることができていると思います」

――今日の本塁打について
「1本目はランナーが一塁だったので、何とか『一、三塁』をつくれればいいなと思ってました。上手く本塁打になってくれた。2本目はある程度来る球を読んで打てたと思います」

――みんなで喜び合う姿も印象的でした。
「みんながベンチがから飛び出してくれましたね。みんなのために戦えてよかった」

――そして、今年は特別なシーズンです。ファンの存在をどのように感じましたか?
「このような状況でも球場に足を運んでもらい応援をしてくれたファンの皆様、そして来られなかったファンの皆様のために全力でプレーするのが僕たちの仕事。ファンに思いを届けられるように日本シリーズも戦いたいです」

――巨人の印象は?
「全体的なレベルが高くて、ピッチャーもすごくいい。簡単ではないと思うけど、なんとか4年連続日本一かちとれるように一丸となって戦いたいです。個人的にも、もっと調子を上げて最高の準備をしたい」

――では抱負をお願いします。
「ここまで来ることができたので、あと4つ(勝って)、チーム一丸となって日本一をつかみ取りたい」

CS制覇!工藤監督「拍手が熱い思いを繋げてくれた」

4年連続の日本シリーズ進出を決めました! パ・リーグ優勝を果たして臨んだ「2020 パーソル クライマックスシリーズ パ」はマリーンズを3勝0敗(アドバンテージ1勝を含む)のストレートで振りきりました。

CS優勝を決めた第2戦。初回に3点を先制されましたが、中村晃選手が二回、四回に2打席連続の2ラン本塁打を放って1人で4打点を挙げて逆転に成功します。その2発目の直後には松田宣浩選手が二者連続アーチで続いて5対3と突き放すと、1点差に迫られた直後の七回裏には周東佑京選手が適時三塁打を放って、勝利をグッと手繰り寄せました。

先発した東浜巨投手は二回以降立ち直って粘り切り、その後は自慢の強力なリリーフ陣でリードを守り抜きました。

最終回のマウンドに上がったのは、やはり守護神の森唯斗投手でした。最後の打者をセンターフライに打ちとり、柳田悠岐選手ががっちり捕球をすると、森投手は甲斐拓也捕手とがっちり抱き合って喜びを表し、その後はホークスの歓喜のハイタッチの列が出来ていました。

優勝監督インタビューでの工藤公康監督は「多くのファンの皆さんの拍手が、選手たちに熱い思いをつないでくれたと思います。本当に応援ありがとうございました」とまず感謝の気持ちを口にしました。

そして、CS優勝を決めた第2戦の殊勲者たちである、中村晃選手や松田宣選手、周東選手へ向けてそれぞれ労いの言葉を送ると、各選手たちがそれに応える様子がホークスビジョンに映し出されて場内も大いに盛り上がりました。

ポストシーズンは、昨年からこれで12連勝。この勢いはどこまでも止まりません。工藤監督は「これも本当に選手たちがどうすれば勝てるのか、抑えられるのか。コーチの皆さんも対策をして選手たちとしっかりミーティングをしてくれたおかげ」と勝因を分析。「このクライマックスシリーズも2連勝したけど、1つ間違えば2連敗だったかもしれません。それくらいのわずかの差でした。シーズンを通して、ロッテさんは本当に強かった。我々はパ・リーグ代表として日本シリーズに出ます。みんなの思いを背負って日本シリーズ4連覇を目指し、4連覇出来るように頑張ってきたいです」と強い決意を述べました。

また、クライマックスシリーズのMVP(最優秀選手賞)に輝いたのは、第1戦でチーム初安打、そして第2戦では2打席連続本塁打で4打点を挙げる大活躍だった中村晃選手でした。

いざゆけ、4年連続日本一へ全員HAWKS「S15」。「SMBC日本シリーズ2020」は11月21日(土)に開幕。セ・リーグ覇者読売ジャイアンツと昨年に続き対戦します。PayPayドームでは第3~5戦が行われ、第1、2、6、7戦は京セラドームで行われます。

CS優勝!4年連続日本一へ「S15」

プロ野球史上2球団目となる4年連続日本一への挑戦。

心を1つにして戦った「2020 パーソル クライマックスシリーズ パ」は、11月15日(日)の第2戦、6対4でマリーンズに勝利して、今シリーズ3勝0敗(アドバンテージ含む)として、ホークスの「SMBC日本シリーズ2020」の進出が決まりました。

3年ぶりのリーグ優勝を果たして、パ・リーグ王者として、パ・リーグの代表をつかみ取るべく臨んだこのクライマックスシリーズ。

初戦はビハインドを背負う展開で中盤まで進みましたが、六回に相手の隙を見逃さずに同点とすると、八回に甲斐拓也選手が執念のヘッドスライディングを見せるタイムリー内野安打で見事な逆転勝ちを収めました。

このシリーズ前に、工藤公康監督はナインに向けた訓示の中で「全集中でお願いします」と話し、チームの士気を高めました。第2戦もやはりチーム全員が勝利への強い思いを燃やし、最後まで集中力を持って戦い抜きました。

いざ、4年連続で進出するプロ野球の頂上決戦。日本一へ、全員HAWKSで「S15」(サァイコー)。

「SMBC日本シリーズ2020」は11月21日(土)に開幕。セ・リーグ覇者の読売ジャイアンツと2年連続で対戦します。PayPayドームでは第3、4、5戦が行われ、第1、2、6、7戦は京セラドームで行われます。

関連リンク

選手一覧へ戻る
  1. トップ
  2. ニュース一覧
  3. CS優勝!4年連続日本一へ「S15」