2021/02/01 (月)
選手

快晴温暖のキャンプイン。小久保ヘッド「振ってナンボ」

2月1日(月)キャンプ第1クール1日目

プロ野球界のお正月、キャンプイン。2月1日(月)に「ホークス春季キャンプ2021  Supported by スカパー!」が宮崎市・生目の杜運動公園でスタートしました。

今年は無観客で、拍手も声援もない寂しいスタートになってしまいましたが、久しぶりにユニフォームに袖を通した選手たちはギラギラした表情で目を輝かせて「シーズンで自分のベストプレーを見てもらうために」「この状況の中でキャンプを行えることへの感謝を込めて」と、早くも熱を帯びた練習を行っていました。

午前中はスクリーニングテストを実施。関節可動域や首肩の筋力チェックなど数種類の項目をチェックして、それを数値化してデータに落とし込みます。今後のパフォーマンス向上や故障防止などに役立てられそうです。工藤公康監督ら首脳陣をはじめ、王貞治会長や城島健司会長付特別アドバイザーもその様子を熱心に見ていました。

ボールを使った練習は午後から。A組投手は14名全員がブルペン入りしました。今季日米通算19年目を迎えた和田毅投手は立ち投げで70球を投げました。「もともと今日は投げるか迷っていたけど、半袖でも投げられるような気候でしたし。それにユニフォームを着ると、やっぱり野球選手としての血が騒ぐ」と明るい表情で振り返りました。

あえて立ち投げにこだわったのは、下半身をしっかり使って投げるため。「工藤監督も現役時代は立ち投げでしっかり下半身をつくる練習をしていたと聞いています。自分の肩や肘を守る上でも大事。ピッチングというより、今日はトレーニングの一環」と説明。今月21日に40歳を迎えますが、「年齢のことは周りに言われるけど、自分ではそんなに意識をしていない。体の状態も昨年よりいいと感じている」とまだまだ体も心も元気いっぱいです。

野手ではやはり新任の小久保裕紀ヘッドコーチに注目が集まりました。午後のフリー打撃で最初に指導の目を向けたのは、ドラフト1位で入団して2年目の佐藤直樹選手でした。佐藤選手は「膝の使い方がもったいない。柔らかく使えるようになればどんなボールにも対応できるようになるし、強い打球も打てるようになると言われて意識して練習しました。小久保ヘッドを信じてやっていきたい」と話していました。

小久保ヘッドコーチはキャンプ前から「一日1000スイング」と掲げており、打撃練習が効率よく行えるように昨年と違った練習体制も整えました。「8人が一気に打てるようにやり方を変えました。8箇所で打つようにしてスイング量は増えた。この期間は数を振ってナンボ。1日1000スイングくらいは必要なので」と説明。また、大砲候補のリチャード選手について「大きかったですね。あのパワーは楽しみですね」と語っていました。


晴れのち曇り 気温19℃

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