「ホークス宮崎春季キャンプ2021 Supported byスカパー!」の第2クール最終日は、気温が20度近くまで上がる気持ちのいい青空のもとで練習が行われました。
アイビースタジアムで行われたA組野手のアーリーワークでは城島健司会長付特別アドバイザーに続き、小久保裕紀ヘッドコーチが登板しました。小久保ヘッドは今キャンプ初めての打撃投手。リチャード選手を相手に60球超を投げ込みました。リチャード選手も期待に応えるように柵越えする打球を何本も放ち、しっかりとアピールをしていました。
全体練習のフリー打撃では昨季投手2冠の石川柊太投手がマウンドに立ちました。石川投手は「感触はまだまだ」と話していましたが、「その中で収穫もすごくあった。次につながるピッチングだったと思います。出力が足りないと感じる部分もあったので、たとえば今後のランニングでも何を意識するか」と石川投手らしくしっかり自己分析をしていました。
その中で工藤公康監督も「開幕投手もいつか決めなくてはいけないし、(石川投手は)自分もそういうチャンスがあるんだという気持ちで頑張ってほしい。悩むのは良いし、彼はその中で進んでいくタイプですから」と期待の言葉を口にしました。
その石川投手から、フリー打撃で快音を響かせたのは川瀬晃選手。ヒット性の当たりが複数ある中で最後は柵越えの大きな打球も放ちました。
「今年の目標は出塁率。低い打球を意識して打席に入りましたが、まだボールに押されている。力強さを出していきたい。納得していないです。ホームランはインコース寄りを上手く打てたけど、外の球を逆方向に強く打てるのか課題」と話し、目指している開幕ショートレギュラーに向けて心を熱くしていました。