2021/02/09 (火)
選手

ルーキー井上選手がシート打撃で“初安打”

2月9日(火)キャンプ第3クール1日目

「ホークス宮崎春季キャンプ Supported byスカパー!」は9日(火)から第3クールに突入しました。この日からスチュワートJr.投手が2週間の入国者待機期間を経てチームに合流しました。今季来日3年目の右腕は「アメリカを発つ前日にブルペンに入ったけど、今日久しぶりにボールを投げました」と軽めのキャッチボールやウエイトトレーニングなどで汗を流しました。

「今季は一軍で投げたい」と目標を口にして、「しっかり調整をしていきます」と意気込んでいました。若干スリムになった体型からもその強い気持ちが伝わってきます。「でも筋肉量は増えていると思います」と胸を張りました。

A組はこのクールの途中からシート打撃がメニューに加わります。いよいよ始まる実戦形式を前に、投手陣は精力的にブルペン入りしました。その中で今季も先発ローテ入りを狙う二保旭投手は100球のピッチングを行いました。巧みにボールを動かしてゴロの山を築く投球術が持ち味でしたが、「フォーシームの直球を磨かないといけないと思っています」というこだわりを持ってこのキャンプには臨んでいます。「球速も低めに集めるコントロールも、技術を磨いていきたいです」。

また、B組はひと足先にシート打撃が行われ、奥村政稔投手、大関友久投手、尾形崇斗投手が登板しました。支配下2年目の尾形投手は「最初は力が入ったけど、投げるごとに自分の感覚が良くなって、ストレートの質もフォークの落ち方もすごく収穫を感じました」と喜びの声。「去年は自分の野球人生で一番悔しい年。思うようなストレートが投げられなかった。だけど、自主トレなどを通じて、可動域を大きくして、その中で力を発揮できるような練習をしてきた。一年前の今頃より感覚は良い」と手応えも口にしました。

そして、打者の方ではドラフト1位ルーキーの井上朋也選手が大関投手からレフト前ヒットを放ちました。見事な“初安打”に「半年ぶりにピッチャーの球を見て最初は速く感じたけど、その後修正することが出来ました」と非凡さをアピールしました。「ここまで怪我もなく充実している。周りのレベルは高いけど、その中で自分の刺激になっているし、1番になりたいと思ってやっています」と初々しさの中にも強い気持ちを感じさせました。

視察していた工藤公康監督も「大したもの。今日打ったこともそうだし、高卒1年目からしっかり練習にもついていっている。牧原巧汰選手も三振だったけど、内容はよかった」と評価していました。

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