2021/03/03 (水)
選手

【戦評】オープン戦開幕!地元初戦で14得点

3月2日(火)ホークス14-2ドラゴンズ PayPayドーム

オープン戦が開幕。そして、チームは本拠地PayPayドームに今年初めてお目見えし、2021年型ホークスの地元お披露目となった。

そして春季キャンプがずっと無観客で行われたが、オープン戦からは有観客となり、この日は3,895人が来場した。先発した笠谷俊介投手も「一番良かったのはお客さんの前で投げられたこと。もっとファンの方が増えていけば、もっと力になると思います」と目元を優しくして話していた。

その笠谷投手は4回無安打無失点の快投で、自身初の開幕ローテ入りへまた猛アピールをした。「結果は良かったけど満足はしていない。初球のストレートの球質のところとか」と話したが、それもさらに高いレベルを求めているからこそ。球のキレも変化球の精度も勝負できる水準にあり、「まだまだアピールしていきたい」とどん欲だった。

またどん欲といえば、キャンプでのその姿勢を工藤公康監督に評価された杉山一樹投手も3回1安打無失点と好投。登板した最初の回、郡司選手への初球に自己最速タイの157キロをマークした。しかし、杉山は「157は見飽きました。160キロを目標にしている。一番は先発ローテ入りや一軍定着でスピードは個人的な目標ですけど、早くクリアしたい」とスケールの大きさを感じさせる言葉を残した。

一方、打線は宮崎ラスト試合に続き活発で、また2桁得点を挙げた。初回に5番・川島慶三選手のタイムリーや松田宣浩選手の押し出し死球で2点を先制。二回には打線が押し出し2つを含む3四球をしっかり選ぶなど「率にこだわる」野球を実践。さらに栗原陵矢選手のタイムリーも飛び出すなど、この回だけで5点を挙げた。そして三回にも上林誠知選手の2点三塁打などでまた5点を追加し、この回までに12対0と大きくリードを広げた。上林選手は4打数3安打と変わらず好調をキープ。また、昨年8月以来の実戦となった今宮健太選手は「2番ショート」でスタメン出場して3打数2安打だった。

そして、八回裏には海野隆司選手がオープン戦1号2ランを放ってチーム14得点。オープン戦の幕開けを圧勝で飾った。

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