2021/03/10 (水)
選手

【戦評】笠谷投手の無失点投球に「成長感じる」

3月9日(火)ホークス5-3ジャイアンツ PayPayドーム

ホークスは初回に立て続けの相手失策の間に周東佑京選手がダイヤモンドを駆けまわって先制点を奪った。直後に3点を取られたが、二回裏に周東選手が犠飛を放って1点差。四回裏には松田宣浩選手と今宮健太選手の連打でノーアウト一、三塁とし、甲斐拓也選手の併殺打の間に試合を振り出しに戻した。

3対3となり迎えた六回裏、勝ち越したのはホークスだった。1アウト一塁からまたしても周東選手だ。ジャイアンツ平内投手の直球をしっかり振り抜いた打球は、右中間へぐんぐん伸びて「福岡トヨタ ホームランテラス」に飛び込んでいった。オープン戦1号の勝ち越し2ランとなった。

「練習でもあまり入らないところ」と話すが、「キャンプから振り込んだ成果」と自信になる一発だった。オープン戦に入ってからも、小久保裕紀ヘッドコーチが提案した“二部練習”でバットを振り込む日が設けられている。若手たちは鍛えの日々を送りながら、アピール合戦を続けている。

投手陣では先発した杉山一樹投手が4回3失点。「今日は真っ直ぐでカウント整えて、カットボールで勝負するというテーマで試合に臨みました。反省点としては、カウントを悪くしてから腕を振って投げられず、合わせてしまい、リズムが悪くなり失点に繋がってしまいました。腕を振った中でコースに投げ切るという意識を大事にしていきたいです」と振り返った。

2番手の笠谷俊介投手は3回1安打1四球で無失点。好結果だったが、「今日は調子が良くなかった。特にコントロール」と反省の弁。それでも、本調子でない中で「しっかり修正できた」と収穫を口にした。工藤公康監督も「精神面の成長を感じる」と評価した。

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