ペナントレース再開後は3勝1分。勝率10割の原動力となっているのは、「歴史的快投」を続けている投手陣です。
この4試合でまだ1点も取られていません。この4試合連続無失点に加えて、前半戦最終戦の4回からスコアボードに「0」を並べ続けており、じつに42イニング連続無失点の記録を継続中です。この2つは、ホークス球団の新記録です。
なかでも15日(日)の試合は引き分けでしたが、快記録が誕生。来日初先発だったスチュワートJr.投手が5回を抑えると、その後小刻みな継投を見せて6投手が登板。その誰もがヒットすら許さず、継投によるノーヒットノーランを達成しました。継投無安打無得点試合はプロ野球史上5度目。その中で6投手登板は史上最多でした。ちなみに、ノーヒットノーランでの引き分け試合は史上3度目でした。
その時以来の、地元PayPayドームでの試合になります。
無失点リレーのバトンを受け取る20日(金)の先発はマルティネス投手です。前半戦はチームトップの7勝をマークし、防御率も2.03と抜群の安定感を誇った右腕。「流れに乗っていい状態で臨みたい」と意気込みました。5試合連続で無失点試合を達成すれば、球団記録更新はもちろん、プロ野球のタイ記録となります。
また、打撃陣は18日(水)のイーグルス戦(楽天生命パーク)で後半戦最初の2桁安打となる13安打を放ちました。工藤公康監督も「あと一本という前に、まずは走者を出していることが大切」と打線の状態ついてはいつも話しています。まずは得点機をつくることが、その後の大量点を生み出します。
そして、今カードで対戦するマリーンズとの今季対戦成績は6勝5敗2分と均衡しています。比較的打撃戦になる傾向があり、特にこの対戦で打率.388、6本塁打、16打点とバツグンの相性を誇る柳田悠岐選手のバットには注目したいところです。