2021/10/22(金)選手

長谷川選手、引退セレモニー「諦めずにやってきてよかった」

今季限りで現役引退を表明していた長谷川勇也選手が10月21日(木)のファイターズ戦(PayPayドーム)で、現役ラストゲームに臨み、試合後には引退セレモニーも実施されました。

長谷川選手は0-0で迎えた七回1死二塁、代打で登場。ホークスビジョンに「打撃一閃」の文字が浮かび、大きな拍手に包まれる中で打席に向かいました。

「しびれる場面の代打だった。最後の打席とは思ったけど、このゲームの重要性、投手戦の代打の方が重要だと思ったので、気持ちの整理をつけてから打席に入るようにしました」

ファイターズ伊藤投手との緊迫した真剣勝負。4球目のチェンジアップに泳がされて一塁ゴロとなりましたが、なんとか内野安打にしようと一塁にヘッドスライディングを見せました。惜しくも間一髪アウト。最後の最後まで執念溢れる姿を見せ、「自分らしかったかな」と振り返りました。

ベンチに戻ると様々な思いの中で涙を目に浮かべていた長谷川選手。その時、次打者の甲斐拓也選手が先制2ランを放ちました。ベンチは大興奮。長谷川選手も思わず感激の大号泣し、隣に座る栗原陵矢選手や打った甲斐選手も男泣きしていました。

そして、試合後には引退セレモニーが行われ、マイクの前に立ちファンの皆様へご挨拶を行いました。以下、全文です。

「まずはじめに、今日この場を用意してくださった球団の方々、自分のために尽力してくださった皆様に心より御礼申し上げます。そして、CSを争っている状況の中で登録していただき、打席に立たせてもらいました。それを許してくださった球団の方々、監督コーチ、そして選手の皆さん、本当にありがとうございました。

プロに入って15年、若い時の自分を思うとここまで長くやれると思っていませんでした。それも王監督、秋山監督、工藤監督、コーチの方々の指導のおかげだと思っています。そして支えて下さったチームスタッフ、トレーナーの方々、用具メーカーの方々、体のケアをしていただいた先生、手術をして下さった先生、すべての方々の支えがなければ15年やれることはできませんでした。

なにより、一番近くで支えてくれた家族。妻には気を遣わせることも多く、子どもたちにも我慢させることが多く、本当に助けてもらいました。野球に打ち込ませてくれて、野球に集中させてくれて本当にありがとう。

こうして多くの方々に支えられてやってきた現役生活も今日で終わりです。悔いはありません。一生懸命やりました。バットも沢山振りました。最後の打席も、自分らしく終われました。伊藤投手、本当にありがとうございました。なかなか思い通りにいかないことが多かった現役生活でしたけれども、そこから逃げずにしっかり向き合ってやって来れたことは、自信を持って言えます。そんな自分を応援してくださったファンの皆さん、15年間、本当に応援ありがとうございました。

自分は、ファンサービスや派手なパフォーマンスも得意ではありませんでした。にもかかわらず、打席に立つ際は大きな声援を頂いたり、ときには今日のようにアウトになった時でさえ、大きな拍手を頂きました。本当にありがとうございました。

みなさんの声援が、普段の努力や一生懸命やる姿を感じて、認めてもらっていると思っていました。それに喜びを感じ、さらに野球に向き合って努力していく力になりました。本当にありがとうございました。

最後になりますが、怪我も多く、山あり谷ありの野球人生でしたが、山を越え、谷も越えやってきたその先に、こんなにも素晴らしい舞台やこの場所があるとは思ってもみませんでした。本当に諦めずにやってきて良かったと思います。会見では順風満帆の野球人生ではなかったと言いましたが、今日一日の体験で考えが変わりました。長谷川勇也15年間の野球生活は多くの方に支えられ、順風満帆の野球人生でした。

ファンの皆様、支えて下さった全ての方々、15年間本当にありがとうございました」

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