2021/11/07 (日)
選手

藤本監督、予告どおり野村選手と1対1ノック

11月7日(日) 宮崎秋季キャンプ第1クール4日目

気持ちのいい秋晴れの青空が戻った宮崎。秋季キャンプはこの日で第1クールが終了しました。

キャンプ前から藤本博史監督が「野村(大樹)は、打撃は一軍でも通用するものがある。だけど、今の守備力ならば2割は引かないと。打率4割でも2割の価値よ」と話し、徹底的に守備を鍛えると言って、マンツーマンでのノックを予告していました。

それがこの日の全体練習後の個人練習時間に実現しました。サブグラウンドで約70分間、1対1でのノックが行われました。泥だらけになりながらボールを追い続けた野村大樹選手。最後は足がつってしまいましたが、「もう5球お願いします」と言って、歯を食いしばりました。

「お互いにどちらかが倒れるまでやるぞ」と話していた藤本監督は「向こうの負けやね」と笑っていましたが、「最後、足がつってもラスト5本を受ける姿勢が気持ちいいよね。あの5本は野村にとって価値がある」と言い、「ああいう練習をやることで、どんどん強くなっていく。球際も強くなる。僕の体力が続く限りやっていきたい」と今キャンプ中での“再戦”も予告しました。

また、野村選手も「ありがたいです」と愛あるノックに感謝をしていました。

藤本監督は、野村選手をはじめ右打者の育成を一つのテーマに掲げています。今季は左投手が先発の試合で上位打線に左が並ぶこともありました。藤本監督はその中に右打者を起用したい考えを持っています。

「今宮(健太)や甲斐(拓也)もいるけど、調子がいい選手を起用する考えもある」。この第1クールで目立った若手選手について問われると「野村はバッティングの技術で目立ったし、あとは水谷(瞬)もいい形で振っていた。元気なら佐藤直(樹)もね。柳町(達)も良かった。二軍で一緒にやっていた頃よりも、若い選手が目の色を変えているかなと思った」と特に右打者の名前が多く挙がりました。

プロ2年目を戦い終えた佐藤直樹選手は「このキャンプでは振る力、スイングスピードの強化を課題にしています」と言います。強く大きな打球を打つというだけでなく、「しっかり引き付けてボールを長く見て捉える。今年は三振が多かったので」と欠点を改善して、粘っこい打撃を身につけたいと考えています。俊足や守備力はもともと高く評価されており、「センターでレギュラーをつかみに行きます」との目標をかなえるためには、打撃力向上が大きなテーマとなっていきます。

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