12月18日(土)、新入団した又吉克樹投手(背番号14)の入団会見が福岡市内のホテルで行われました。
又吉投手は沖縄県出身の31歳。県立西原高校から環太平洋大学、四国アイランドリーグplus・香川オリーブガイナーズを経て、2013年ドラフト2位で中日ドラゴンズに入団しました。
今季は救援でチーム最多の66試合に登板。3勝2敗8セーブ33ホールド、防御率1.28の好成績を残しました。通算400試合登板で41勝26敗10セーブ143ホールド、防御率は2.86の成績を収めています。そして、今オフに国内フリーエージェント権を行使し、ホークスに移籍をしました。
以下、主な一問一答です。
「入団会見を人生で2回やると思っていなかったので、すごく新鮮な気持ちです。自分を必要と言ってくれた球団でお世話になるのは嬉しいこと。来年からルーキーの気持ちを思い出して、一年一年大切にやっていきたいです」
「一番は、自分がパ・リーグでどこまでやれるか挑戦したかった。ホークスの施設や選手数の多さなど、今までとはまったく違うスタイルのチームに行く中で、自分の伸びしろを引き出したいと思ったからです」
「セとパの野球は違うと思っています。交流戦などでも対戦したことはありますが、パは投手は強い球を投げて、打者は強いスイングをする印象です。セ・リーグで鍛えてきた自分がどこまで通用するか。それが一番気になっていました」
「ドラゴンズでは8年間、言い方は悪いかもしれないけど便利屋をやって来たと思っています。困った時は又吉、でした。今年は抑えもやりました。その意味では、言われた場面ではどこでも行くのが僕のセールスポイント。その中で代わりの利かない存在になりたい」
「まずは興味を持ってもらえれば。僕もまだ新しいチームメイトのすべてを知らないので。その中で自分の経験したこと、たとえば調子が悪くなった時の対処法とか、モデルチェンジのことでも。僕は結構変えてきた方だと思っています。思い切って一歩踏み出す姿勢や、練習なども見せていければいいなと思います」
「プロに入ってから対戦は少ないので、どちらかといえば独立リーグ時代を思い出します。当時、試合をしていて、絶対にこの人たちを倒してプロに行くと思っていました。自分が挑戦していたチームに入るのはもの凄く不思議な感じ。また、あの頃は育成選手だった甲斐(拓也)選手とバッテリーを組む。それも想像がつかない。今イメージすることよりも、実際にグラウンドに立って何を感じるか楽しみ」
「東浜(巨)は同じ沖縄出身で同級生。5年前くらいに一緒に食事をした時に『いつか、どこかで同じチームでやれたらいいね』という話をしました。正直、まさか、現実になるとは。なので、一緒になったねと報告したい。まだ直接会っていなくてLINEで連絡しただけなので。また、1つ上には嘉弥真(新也)さんもいて、沖縄出身の人がいるのは嬉しいです」
「(球団関係者を向いて)やっても大丈夫ですか?(OKをもらい)喜んでもらえるなら、ドラゴンズと同じようにやっていきたい。でも、まずはしっかり結果を出して、SNSでも喜んでもらえるような活躍をしたいです」
「求められる場面で投げ続けること。強みは怪我をしない体の強さなので、タフさを前面に出して『またコイツ投げてるのか』と思われるくらい投げたいです」
「福岡に来ることなって、自分のSNSで『14番で頑張ります』と報告した時も温かい言葉をたくさんいただきました。その言葉に応えられるように、一日一日を大切に過ごしていくので、応援よろしくお願いします」