2022/02/03 (木)
選手

ルーキー正木選手「驚きの連続」も“プロ1号”!

【2月3日(木)キャンプ第1クール3日目】

第1クールは早くも最終日。藤本博史監督が「早めの実戦形式を入れて行く」と話していたように、例年より早いキャンプ3日目での投手のフリー打撃登板が行われました。

A組の甲斐野央投手を除く11投手がマウンドへ上がり、力のあるボールを投げていました。プロ6年目での初勝利に向けて開幕一軍入りを目指す田中正義投手は、オフの自主トレから取り組んでいるフォーム固めに手ごたえを感じていました。「体の力をボールにしっかり伝えられるように」と、無駄な力感を省いたスムーズな投げ方から、昨年以上に力強さを感じるストレートを投げ込んでいました。「ストライクを取るとか、そういうところではなく次のところを見据えている」と自信を感じさせるコメントも聞かれており、順調に前へ進んでいるようです。

その田中投手から一発を放ったのが栗原陵矢選手。右中間席へ大きな弧を描く打球にも「ぼちぼちです」と恐縮気味でしたが、納得の様子でした。

そしてもう一人、打者でアーチを架けたのがルーキーの正木智也選手でした。大竹耕太郎投手の内角直球に「球速よりも速く感じるストレートに驚いたけど、上手く回転できて真芯でとらえられました」という技ありの打撃でレフトポール際へ一発を放ちました。慶應義塾大学時代から長打力が持ち味。「これまでの新人合同自主トレやキャンプでやってきたことなどが間違っていなかった」と大きな自信になったようです。

プロ野球選手としてスタートを切ったばかり。「驚きの連続でした」とこの3日間を振り返ります。

「シートノックの雰囲気も、先輩たちの肩の強さや送球の正確さ。そして投手の球の質も。キャッチボール見ただけでこれがプロのピッチャーかと思った。バッティングもコンタクト率やスイングの速さがすごいと感じました」

なかでも栗原選手のコンタクト率がすごいと感じたようで「僕もコンタクト率が目標なので参考にしたい」と話していました。“先代”の背番号31である栗原選手は今季から外野手登録になりました。「同じポジションを守ったり、特守でいっしょになる時もある。喋りやすくて気さくな方。キャンプ初日もロッカーで、何をして良いか分からない中で色々教えてくれました」と笑顔で話していました。

また、藤本監督は第1クールを総括して、「みんな元気があった。その中で川瀬、中村晃も、井上も声が出ていた。全体的に元気だったけど、九鬼や井上も。元気もアピールですよ。今年はテーマが競争ですが、実戦形式が始まるまでは元気もアピールのひとつですから」と話していました。

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