2022/02/06 (日)
選手

中堅でレギュラー奪取へ!上林選手「遠慮するつもりはない」

【2月6日(日)キャンプ第2クール2日目】

藤本博史監督がキャンプイン当初から「今年は良い」と名前が挙がるのが、上林誠知選手です。2018年にはシーズンフル出場を果たして打率.270、22本塁打の好成績を残しましたが、近年は故障もあり不満足なシーズンを過ごしてきました。昨季は一軍出場39試合で打率.191の成績でした。

本来持っている潜在能力を再び引き出すため、昨秋から打撃を見つめ直し、オフの自主トレでも継続をして練習を積んできました。

「しっかり間合いがとれればある程度打撃内容がついてくると思います」と投手との間合いの大事さを強調し、さらに自主トレを一緒に行ったメジャーリーガーの秋山翔吾選手との練習を通じて「まだ手で打ってしまうところがある。しっかり体幹や胸椎の回旋で打つよう意識をして取り組んでいます」と話しました。

上林選手本人は「理に適っている打ち方だけど簡単にはいかない。完成するのに2、3年かかるかもしれない。だけど、今できることをしっかりやりたい」とも口にしましたが、藤本監督は「形がだいぶ定まってきた。本当に良くなっているし、悩んでいる姿もないのがいい」とたしかな復調気配を感じ取っているようです。

そして、上林選手は「秋山さんから気持ちの面で『もっと強く出ていいんじゃないか』と言われました」と指摘されたことを明かしました。クールなところがウリでもありますが、「遠慮するつもりはない。自分がセンターを守るつもりでいます」ときっぱり宣言をしました。

監督からの期待についても「あえて名前を挙げてくれている部分もあると思います。その期待に応えたい。藤本監督のために優勝。その気持ちが本当に強いです」と頷きました。

7日(月)からはシート打撃が練習メニューに加わります。レギュラーの座、開幕一軍キップをかけた激しいサバイバルがいよいよ本格的に幕を開けます。

また、藤本監督は今日の練習で目立った野手について、「上林も良かったけど、三森がMVPやね。柳町も第1クールはあんまりだったけど、昨日からいい。安心しています」と目を細めていました。

晴 9℃ 7,900人

関連リンク

選手一覧へ戻る
  1. トップ
  2. ニュース一覧
  3. 中堅でレギュラー奪取へ!上林選手「遠慮するつもりはない」