2022/02/17 (木)
選手

佐藤直選手が走攻守に輝き「センターのレギュラーを」

【2月17日(水)キャンプ第4クール3日目】

宮崎市・生目の杜運動公園での「福岡ソフトバンクホークス 春季キャンプ2022 in 宮崎 Supported by スカパー!」のA組は第4クールまで終了。今クール最終日の17日は4度目の紅白戦が行われました。

試合形式になることでテーマ「競争」がより明確になり、白熱したアピール合戦が繰り広げられています。この日は「センター争い」で、佐藤直樹選手が猛アピールしました。
白組の「1番センター」で出場し、第2打席で田中正義投手から左中間二塁打を放てば、七回の第4打席では甲斐野央投手からレフト前適時打を運び2安打1打点の活躍。この後、走者としても紅組守備の一塁悪送球の隙をついて二塁から一気に本塁生還する好走塁も見せました。さらに、守備でも七回表に左中間への大飛球を見事ダイビングキャッチ。走攻守において持ち味を発揮し、藤本博史監督からも「野手で一番目立っていた」という評価をもらいました。
佐藤直選手はドラフト1位で入団し今季3年目。昨年一軍デビューを果たしましたが、ヒットを打つことはできませんでした。「ボールへのコンタクト率が悪かったので、昨年の秋からバットを短く持つようにしました。良い感じでやれています」。また、春季キャンプは当初筑後C組でしたが、宮崎のB組に合流すると王貞治会長兼特別チームアドバイザーから熱くアドバイスされるシーンもありました。「練習と違って試合は形じゃない。綺麗に振るのではなく、芯に当てることだけを考えるんだ」との話をされたそうです。
「センターのポジションが空いている。レギュラーを獲れるように頑張るだけ」そのために必要なこともあります。「きっちりエンドランを決めないと」と反省していました。藤本監督も「良いところは見せたけど、アイツはそういうところを決めないと」と渋い顔。それは第3打席でした。走者一塁の場面でヒットエンドランのサインでしたが、2度ファウルとなって遂行できず、最後は三振に倒れました。
「仮にレギュラーを獲ったら(打順は)2番と考えている。つまりチーム打撃をしっかりできないといけない」と期待をしているからこそ、辛口で反省も促しました。

また、センターの定位置争いでアピールしているのは佐藤直選手だけではありません。16日の紅白戦で同点3ランを放った上林誠知選手や、この日ヒットエンドランも決めて2安打マークの真砂勇介選手、打撃内容がいい柳町達選手もレギュラー獲りへ意欲を燃やしています。
「みんな横一線ですよ」と藤本監督。
紅白戦は残り1試合。そして次クールの途中からは対外試合も組まれています。選手たちの目の色が、また変わってくるはずです。
そして、藤本監督は投手で一番目立った選手として松本裕樹投手の名前を挙げました。白組で先発して3回無失点。「ストレートにまだ課題がある」と言いましたが、カーブやスライダー、チェンジアップ、フォークなど多彩な変化球を操る見事な投球を見せました。

晴 9℃ 3,800人

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